11月4日に発表された朴槿恵大統領の対国民談話(全文)

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11月4日10時半ごろ、朴槿恵(パク・クネ)大統領が対国民談話を発表した。

その全文を紹介しよう。

特別検事による操作も受容する

尊敬する国民の皆さん、まず今回の崔順実(チェ・スンシル)関連の事件で計り知れない大きな失望と懸念を与えたことを、もう一度心からお詫び申します。何よりも私を信じて国政を任せてくださった国民の皆さんに、取り返しのつかない心の傷を与え、胸が痛みます。

私と一緒に献身的に働いてくださった政府の公職者と現場の方々、善意の支援をいただいた企業家のみなさんにも、大きな失望を与えてしまい、申し訳ないと思います。

国家経済と国民の暮らしに役に立つだろうという願いから推進されたことでしたが、その過程で特定の個人が利権を握り、あらゆる違法行為まで犯したことは、とても残念で絶望的な気持ちです。このすべての事態は私の過ちであり、私の不覚です。大きな責任を心から痛感しております。

昨日チェ・スンシル氏が重大な犯罪の容疑で拘束され、アン・ジョンボム首席が逮捕されて調査を受けるなど、検察の特別捜査本部で徹底的かつ迅速な捜査を進めています。これから検察は、いかなるものにも囚われず、明白に真実を明らかにし、それを元に厳正な司法処理が行われなければなりません。

私は、今回の事件の真相と責任を究明することにおいて、最大限協力します。

すでに青瓦台秘書室と警護室にも、検察の捜査に積極的に協力するよう、指示しました。必要であれば、私も検察の捜査に誠実に臨む覚悟であり、特別検事による捜査までも受容します。

自分自身を許しがたい

国民の皆さん、私は青瓦台に入った後、もしもの不始末なことが起きないか心配し、家族間の交流を切り、寂しく過ごしてきました。

面倒を見てくれる人もなかなかおらず、長年縁があったチェ・スンシル氏の助けを受け、交流するようになりました。私が最も辛かった時期に側にいてくれたため、私自ら警戒の壁を低めたのが事実です。

振り返って見ると、個人的な縁を信じてしっかり周囲を見渡せなかったことが、周りの人に厳しくない結果になってしまいました。自分自身を許しがたく、切ない気分にも陥り、夜も眠れません。何をもっても国民の心をなだめることは難しいと思うと、私はこんなことをするために大統領になったのかという自己恥辱感を感じるほど心苦しいです。

国民を傷つけないという覚悟で努力してきましたが、正反対の結果となり、胸が裂ける思いです。しかも、私が擬似宗教にハマったとか、青瓦台で宗教的儀式を行ったという話も出ていますが、これは決して事実ではないと明確に申し上げます。

些細な縁も切って生きてゆく

韓国の未来の成長動力を作るために誠意を尽くした国政の課題も、すべて不正という烙印を押された現実も、残念に思います。一部に誤りがあったとしても、韓国の成長動力だけは消さないでくださることをお願い申し上げます。

もう一度私の過ちを素直に認め、国民の皆さんにはお許しを願いたいと思います。

すでに心ではすべての縁を切りましたが、これから些細な縁は完全に切って生きてゆきます。

これまでの経緯について説明をするのが道理ではありますが、検察の捜査が進んでいる状況で具体的な内容をいちいち申し上げ難いことを、申し訳なく思います。私の説明が公正な捜査の障害になるのではと考え、今日は言えないだけで、これから機会がくれば明かします。

また、誰であっても、今回の捜査によって罪が判明すれば、それ相応の責任を負うべきであり、私もまた、すべての責任を負う覚悟であります。

国民の皆さん、今我々の安保がとても大きな危機に直面しており、経済も苦しいです。国内外のいろんな現案が山積みになっているだけに、国政は一刻でも中断されてはなりません。大統領の任期は有限ですが、韓国は永遠に継続されるべきです。

もっと大きな混乱と空白の状態を防ぐため、真相究明と責任追及は検察に任せ、政府は本来の機能を一日も早く回復しなければなりません。任せられた責任に空白が生じないように、社会の元老、宗教指導者の方々、与野党の代表とコミュニケーションをとり、国民の皆様と国会の要求をより重く受け入れたいと思います。

もう一度、国民の皆様には深く、頭を下げてお詫び申し上げます。

(参考記事:朴槿恵大統領の談話に「クソみたいな国だな」「辞任して。お願い」…韓国国民の怒りの反応!!

(翻訳=李 ハナ)