ローカルSEOのコミュニティではGoogleが最近行った「Possum」アップデートはとても大きなものであったと話題になっています。定期的にローカルビジネスにおける検索結果を追跡してきたというジョイ・ホーキンスさんは、アップデートが行われた9月1日から明確な違いがローカルSEOに反映されていたと言います。

Study shows Google's Possum update changed 64% of local SERPs

http://searchengineland.com/study-shows-googles-possum-update-changed-64-local-serps-261761



Possum」アップデートはSEOコミュニティ全体としてはあまり大きな話題にならなかったものの、これは「今回のアップデートがオーガニック検索ではなく、主にローカル検索結果に影響を及ぼすものであったため」だとホーキンスさんは考えているそうです。

ローカル検索結果というのは特定の地域に関する検索を行った際に表示されるコレのこと。



MozCastやAlgorooといったSERPをトラッキングするサービスは検索結果の変わりようを見事にトラッキングできますが、「Possum」アップデートによるアルゴリズムの変更はこれらのサービスが集計結果として表示する図表の上では大きな変化を引き起こしているようには見えません。その理由は、ローカル検索結果で表示される3パックが大抵の検索クエリーではSERPに表示されないからだそうです。

それでもアップデートによってローカルSEOにどれくらいの変化が起きるようになったのかを知りたいと思ったというホーキンスさんは、ローカル検索結果で表示される3パックと、それ以外の表示順番を調べるために「More places」をクリックし、そこに表示される検索結果(Local Finder)を毎日細かく調べ続けました。



ホーキンスさんは1307種類もの業種と1万4242個の検索結果として表示されるワードでローカル検索結果に変化が起きるかどうかをトラッキングしていたところ、Possumアップデートが行われる1日前の8月31日と9月7日では大きな違いが発生していることに気づきました。

その違いをまとめたのが以下のグラフ。調査対象となった1万4242個のワードのうち9%が、アップデート前はローカル検索の対象外となっていたにもかかわらずLocal Finder内に表示されるようになりました。また、11%のワードはローカル検索結果の掲載順位を3つ以上も上げ、15%のワードは掲載順位を1つか2つ上げ、36%のワードでは掲載順位の変化なし、15%のワードが掲載順位を1つか2つ下げ、14%のワードが掲載順位を3つ以上下げました。つまり、全体の64%ものワードがアップデートにより何かしらの影響を受けたということです。



例えば、以下の画像は「Personal Injury Lawyer Las Vegas(身体障害 弁護士 ラスベガス)」と検索した際に表示されるLocal Finderのスクリーンショット。左側に表示されているのが8月31日時点でのLocal Finderで、右側がPossumアップデート後のLocal Finderです。赤色の矢印は検索結果の位置が下がったもの、緑色の矢印は検索結果の位置が上がったものを示しており、赤色の枠線はLocal Finder上に表示されなくなったもの、緑色の枠線は新しく表示されるようになったものを示しています。



ホーキンスさんはこれらの変化を見つけるのに数か月の時間が必要だったと記しており、さらに、ローカルSEOのためにどういった要素が検索結果の掲載順位に影響を及ぼすのかについて調査を続けるとしています。また、アルゴリズムのアップデートがなくてもSERPは日々変化を続けていますが、重要なのは大きな変化が起きた際にそれをしっかり注意すること、とコメントしています。