「亜人」に主演する佐藤健 (C)2017映画「亜人」製作委員会

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 人気俳優の佐藤健が、桜井画門氏の人気漫画を本広克行監督のメガホンで実写映画化する「亜人」に主演し、主人公の永井圭を演じることが明らかになった。佐藤にとって、本広監督とは初タッグとなる。

 2012年に「good!アフタヌーン」で連載が始まった原作は、累計発行部数540万部(既刊9巻)を突破している。15年11月に劇場アニメ化、16年1月にテレビアニメ化されるほどの人気ぶり。タイトルにある「亜人」とは、人間と姿かたちは同じだが死ぬことがなく、どれだけ傷ついても絶命と同時に再生を始める、死を超越した特殊な能力を持つ新人類を指す。

 佐藤が扮する研修医の圭は、トラックと衝突し死亡するが、直後には肉体が回復し生き返ってしまう。初めて不死身の新人類“亜人”であることが発覚した圭は、亜人研究施設に監禁され、非人道的なモルモットにされる。そんな圭に救いの手を差し伸べるのは、“帽子”と呼ばれる亜人のテロリスト・佐藤。しかし圭は、大量虐殺を繰り返す佐藤に加担することができないという設定だ。

 「漫画原作の実写化は今もなお賛否両論あるものの、もはや今の時代を象徴しているようなところもあり、避けては通れないものだと感じています」と語る佐藤は、約2年前にオファーを受けたという。すぐに原作を読んだそうで、「いち読者として楽しませて頂いたのはもちろん、この作品を映画化したいと思いました。理由は明快で、この『亜人』という原作を映画化する意義がしっかりと見えたからです。それは、“死なないという特性を利用して、今までにないアクション映画が作れる”ということです」と当時の胸中を明かす。

 「何度でも命をリセットできる」ため、今までの日本映画では体験したことのない新たな映像表現に、製作陣は挑むことになる。佐藤も、「絶対に死なない亜人は殺してもすぐに復活するため、捕獲拘束するために麻酔銃などで眠らせようとします。戦闘中、腕に刺さった麻酔が全身にめぐることを避けるため、自らで麻酔の刺さった腕を切り落としながら、さらに自らで自らの頭を銃で撃つ(リセットする)ことで損傷された腕を復活させながら、俳優たちが戦闘している『画』が見えた」という。

 また、亜人が分身として操るIBM(インビジブル・ブラック・マター)と呼ばれる、黒い物体の存在も見どころのひとつとなる。そのため、「るろうに剣心」のアクションチームを迎え、ソードアクションとは違った、新たなアクションに挑戦する。

 本広監督は、初めて対峙する佐藤について「ずっとご一緒したいと思っていた役者のひとりで、クールで達観したように見えて、実は熱いものを芯に秘めている感じが、本作の主人公にぴったりだと製作陣と満場一致で決定しました。『るろうに剣心』で魅せた身のこなしも、アクションが肝の今作で現場を引っ張ってくれる存在になるのではと期待しています」と信頼を寄せる。他キャストも、原作の世界観を一緒に積み上げてくれる人にお願いしたといい、「“絶対に死なない男のアクション”を追及して、皆さんに驚いてもらえるような、アクションの枠を超えた世界初の映像体験をお届けしたい」と意気込みを語った。

 「亜人」は、2017年に全国で公開。