1日、朝鮮時代の王の平均寿命が50歳を超えず、総じて短命だった4つの原因を韓国の研究者が明らかにした。写真はソウル・景福宮にある朝鮮王の玉座。

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2016年11月1日、朝鮮時代の王の平均寿命が50歳を超えず、総じて短命だった4つの原因を韓国の研究者が明らかにした。韓国・ファイナンシャルニュースが伝えた。

白石芸術大外食産業学科のキム・スジン教授は、このほど韓国外食産業学会誌の最新号に寄せた「食べ物と疾病を通して見た朝鮮王たちの生老病死に関する研究」の中で、その4つの原因を「当時の医学の限界」「非衛生的な生活習慣」「過度な栄養摂取による血液性炎症疾患」「過食」と結論付けた。キム教授によると、朝鮮王の死因で最も多かったのは「できもの」だという。消毒薬や抗生剤がなかった時代、できものは命を脅かす恐ろしい病気で、27人いる朝鮮王のうち5人ができものによる敗血症で死亡していた。

強いストレスや食べ過ぎ、運動不足も朝鮮王たちの健康をむしばんでいた。キム教授は論文の中で「朝鮮王の肖像画を見ると、みな腹が出て体が大きい。多くが肥満に起因する成人病にかかっていたとみられる」と指摘、食べ過ぎなどによる血液性炎症疾患で死亡したとみられる王として世宗など5人を挙げた。

さらに正室のほか複数の側室を抱えた朝鮮王は、性病にもかかりやすかった。王朝の歴史を記録した「朝鮮王朝実録」には、粛宗など5人の王に梅毒の症状があったと記録されている。またキム教授は、当時、肌寒い季節に服を脱ぐと病気にかかりやすくなると考えられていたことから王に入浴の習慣が少なかったことも、健康状態の悪化につながったと分析した。

この研究結果について、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。

「当時は人類すべてにおいて衛生状態が良くなかったはず。朝鮮王だけじゃないよ」
「英祖なんかは80歳を超えて亡くなっているよ。食べ過ぎに気を付けてる現代人でも、80過ぎたらいつ死んでもおかしくない」

「奥さんが多いのが良くなかったんだね」
「北朝鮮の金(キム)王朝も同じだ」
「朝鮮王の肖像画はきちんと残っているものが少なくて、ほとんどが近現代に描かれたものだよ。それに、この程度の『推測』なら僕でもできそう」

「はりを打って韓方薬を飲んでいればみんな治りそうな病気だけど?」
「当時もヨーロッパよりはまだ清潔だったはず」
「太く短く生きたってことだね」(翻訳・編集/吉金)