イギリスの医師マイケル・モズレーは、BBCのプレゼンターとして、また科学・医学番組のプロデュースも手掛けるなど、マルチな活躍でお茶の間に知られた人物。このモズレーが、今度は「二度寝のメカニズム」について言及している。

そちらも気になるところだが、そこで登場する睡眠不足のセルフチェック法に注目したい。なんでも、100年前の心理学者が提唱したもので、実際に使っていた診断法だとか。

睡眠不足は、
入眠までの時間でわかる

まず、はじめにことわっておくと、テストは正午過ぎの昼下がりに行うことKleitman博士は推奨している。夜の睡眠の質や量を測るためのものだからだろうか。さらにテストには、真っ暗な部屋とベッドも必要。

スプーンのほか、調理道具のバットなどの金属製プレート、そして時計も用意しよう。

■診断方法

<準備>

〔世りを消した部屋でベッドに横になる
▲好廖璽鵑鯤匱蠅飽り、その手をベッドの外へ
その真下に位置するようバットを設置
い海両態で眠りに入る

要するに睡眠状態に陥れば、無意識的にグリップが弱まり、スプーンが手から離れる。そのまま落下したスプーンがプレートに当たり、大きな音を立てることで目がさめるという算段。

では、スプーンとプレートが奏でる甲高い音を聞いたあとにすることは?

起きたらすぐに時計をチェック。目を閉じていた時間の長さがどれくらいだったのかを計るためだ。この時間の長さで睡眠不足かどうかが判るんだそう。

■判定結果がこちら

・入眠から5分以内=深刻な睡眠不足
・入眠から10分以内=睡眠不足予備軍
・入眠から15分以上=問題なし

100年前から伝わる
睡眠診断テスト

20世紀初頭、シカゴ大学の心理学者で睡眠学の権威だったNathaniel Kleitman博士によって考案されたのが、スプーンを使った簡単な入眠潜時テストだ。入眠潜時とは、覚醒状態から眠りに入るまでの所要時間のこと。

科学的に基づく…とまでは、正直ちょっと言いがたいところだけど、当時はこれが立派な診断材料として利用されていたのだろう。だが、モズレーは「かなり信頼性の高いサイエンスだ」と太鼓判。

そこまで言うのなら、あとはもう自分で試してみるほかない。ということで、古典的な方法で調べるアナタの寝不足度チェック。まあ、ものは試しに。

寝つきが良すぎる人は、
睡眠不足の可能性アリ

すぐに眠りについてしまうことと、睡眠不足がどう紐づくのか分かりにくいが、Nathaniel博士の考察によると、日中の眠気と夜の睡眠に相関関係があるようだと「Daily Mail」が解説する。

不眠症問題研究所の調べでは、極度の睡眠不足に悩む人たちでさえ、ベッドに入った後わずか1分ほどで眠りに落ちることもあるという。簡単に入眠できる、なのに睡眠が足りていない原因が「短時間睡眠」だ。彼らの多くが、夜中にたびたび目を覚ましてしまうそう。

だったら、
よっぽど二度寝がいい?

そこで、モズレーの二度寝(多相睡眠)するほうが体にいいとする提案が登場した訳だ。一度夜の11時に寝て、5時間後の午前3時にするヨガを勧めている。もちろん、その後はまたベッドに。

曰く、イギリス成人の約70%が睡眠時間7時間を割っている現状。現代的なライフスタイルがより、二度寝を求めている証拠だと「Daily Mail」に語っている。

Reference:Daily Mail,The Indipendent,Mirror