黒板一面に「最後の審判」  台湾の男性、チョークで表現

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(台東 3日 中央社)国立台東大学の黒板一面に突如描かれたチョークアートが注目を集めている。白色の濃淡だけで表現されたミケランジェロの「最後の審判」。技術力の高さに学生は「消すのがもったいない」と感嘆しきりだ。

描いたのは同校でデッサンを教える翁漢騰助理教授。台湾でもヒットしている日本映画「君の名は。」のポスターを再現したチョークアートを見て、自分の実力を試してみたいと思ったと話す。

今学期は「光と影」の表現方法を指導しており、その特徴が印象的な「最後の審判」を題材に選んだ。費やした時間は4日間で20時間。中央のキリストは、全体の構図に影響を及ぼすため、特に熱心に描き込んだという。

チョークアートの魅力に取り付かれたのは中学校3年生の時。勉強嫌いだった翁さんはある日、同級生とともに罰として黒板の前に立たされ、手持ち無沙汰から落書きで絵を描いたところ、人生が変わった。その後は教師の勧めもあり、美術系の大学に進学。才能を開花させた。

「チョークアートもデッサンも基本的なことは同じ。道具がチョークに変わっただけ」。翁さんは絵を見ながらこう語る。「今学期の最後の審判ももうまもなくですね」。

(盧太城/編集:齊藤啓介)