過去1年間の「債券型」投資信託の上昇率1位は? グローバル、新興国、ハイ・イールドの3種類、 全208本の中から上昇率トップの銘柄を大公開!

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 現在発売中のダイヤモンド・ザイ12月号には、投資対象別の10タイプの投資信託の成績を調べて順位をつけた「投資信託上昇率ランキング」を掲載している。10タイプの上位の投資信託について、その好成績の理由から今後のポイントの解説とともに、販売手数料の安い証券会社や銀行の販売会社リストもついている。今回は、10タイプの中から「債券型」3タイプの投資信託のランキングを公開しよう。
 なお、データは基準価格などのデータは8月末時点、調査対象は「為替ヘッジ型」を除く、純資産10億円以上で、実績が1年以上のものとした。

グローバル債券型は為替適宜ヘッジや米ドル建てが上位、 
新興国債券型も回復傾向にあり1位は3年、5年でもトップ!

 今回、「債券型」の投資信託を投資対象別に「グローバル債券型」「新興国債券型」「ハイ・イールド債券型」の3タイプに分けて調査を実施した。

 まずは「グローバル債券型」と「新興国債券型」から見ていこう。この2つのタイプについては「為替ヘッジあり」を除外し、「為替ヘッジなし」と相場に合わせて適宜為替ヘッジをするタイプを対象に、過去1年の上昇率をもとにそれぞれランキングした。

「グローバル債券型」の1位になったのは、適宜為替ヘッジ型の「ウィンドミル1年(BAMワールド・ボンド&カレンシー・ファンド(1年決算型))」。

「グローバル債券型」の調査対象となった全134本の過去1年の平均上昇率がマイナス10%だったのに対し、「ウィンドミル1年」はプラス3.6%と唯一プラスの成績を達成した。

「ウィンドミル1年」には長期での実績を持つ毎月分配型もあり、過去5年の上昇率は16.0%と、こちらも全134本中28位と上位に入って健闘している。「グローバル債券型」の2〜5位は豪州債やニュージーランド債に投資する投資信託となった。

 なお、「グローバル債券型」で1位となった「ウィンドミル1年」は、スルガ銀行、北國銀行では販売手数料無料、楽天証券やSBI証券では販売手数料1.62%で投資できる。

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 一方、「新興国債券型」は現地通貨建てではなく、米ドル建ての投資信託「花ボンド(GS新成長国債券ファンド)」がトップになった。この「花ボンド」は、過去3年でも過去5年でも上昇率1位と長期でも好成績でぶっちぎり状態だ。

 2位は「野村エマージング債券プレミアム(毎月分配型)」。この投資信託は好成績となったものの通貨オプションを組み合わせるため、値動きが予測しにくい点に注意が必要で、過去3年では45本中24位と順位は後退する。3位は「エマージング・ソブリン・オープン(毎月決算型)」で、過去3年でも過去5年でも上昇率3位と、こちらは長期でも実績のある堅実投信だ。

 なお、「新興国債券型」で1位となった「花ボンド(GS新成長国債券ファンド)」はSMBC日興証券、楽天証券、SBI証券で販売手数料無料で投資ができる。

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ハイ・イールド債型は米ドル債限定が多数、
1位の成績もマイナスだが成績の差は小さい 

「ハイ・イールド債券型」は、「通貨選択型」や「為替ヘッジあり」を除外して調査した。そもそも純資産総額10億円以上の「ハイ・イールド債券型」は全29本と少なく、結果から先に言うと、トップと最下位の成績の差こそ小さいが、1位でも過去1年の成績はマイナス7.6%という残念な結果になっている。

 上位10本のうち7本が米国のハイ・イールド債券のみに投資するタイプで、1位の「MHAM USハイイールドファンド(毎月決算型)」と、2位の「みずほUSハイイールドオープンB(為替ヘッジなし)」も同タイプ。この2本は運用会社が同じため、運用内容がほぼ同じで、成績も似通っており、長期の上昇率でもどちらも4位以内だ。

 3位の「フィデリティ・グローバル・ハイ・イールド・ファンド(毎月分配型)」は、米国、欧州、アジアに3分の1ずつ分散し、新興国地域にも投資するタイプ。高利回りだが、やや値動きが大きい傾向があるので注意が必要だ。4位の「ABハイ・イールド・オープン」も世界のハイ・イールド債に分散するタイプだが、新興国の比率は小さめとなっている。

 なお、「ハイ・イールド債券型」の1〜3位までの投資信託はSBI証券か楽天証券で販売手数料無料で投資できるので、興味がある人はチェックしてみよう。

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「ハイ・イールド債券型」は、円高の影響で成績トップの投資信託でもマイナスの成績となってしまった。今後、為替が円安に転換すれば成績が回復する見込みもあるが、円高がさらに進むと厳しい状況になるので、今後の為替の動向を注視する必要がありそうだ。