来年1月の箱根駅伝は“留学生天国”となりそうだ。

 10月15日、箱根駅伝の予選会が開かれ、連続出場87回を誇る中央大学が落選した。
 東京〜箱根間を走る本大会に出場するには、前回大会で10位以内に入るか、予選会で10位以内に入る必要がある。予選会は各校12人ずつが20キロを走り、上位10人の合計タイムが優れた順に、上位10校が出場権を得る。中央大は11位。あと一歩及ばなかった。
 「対照的に、予選突破が危険視されていた日本大学は10位で滑り込みました。敗れた中央大との差は、わずか『44秒』」(体協詰め記者)

 この44秒を稼いだのが、外国人留学生だった。今回の予選会で留学生を走らせたのは7校。日大以外にも拓殖大、創価大も本大会に駒を進めている。敗れた中央大に留学生はいなかった。
 「予選会で優勝したのは、日大の留学生、パトリック・ワンブィ。鈴木健吾(神奈川大)が日本人歴代3位となる好タイムをマークしましたが、1位から6位までで日本人選手は彼だけ。日大のワンブィと中央大のトップ、町澤大雅との差は1分50秒。日大に留学生がいなければ…」(同)

 中央大学は“駅伝留学生”を受け入れていない。伝統校としての考え方もあるのだろう。今さらだが、「強い留学生の有無が駅伝を制するカギ」であることを再認識させられた。
 「私立大学は駅伝を始め、野球、サッカーなどのスポーツで勝ち上がることがPRにつながっています。非難もありますが、強い留学生を獲るのは時代の流れ。駅伝留学生は学園内での生活態度もマジメで、日本人選手の記録向上にも寄与しています」(大学関係者)

 留学生で勝敗が決してしまう事実は、箱根駅伝を主催する関東学生陸上競技連盟も承知している。目下、「本大会エントリーは2人、出場できるのは1人」と“留学生枠”が設けられているが、彼らの模範的な生活態度が認められ、来年1月のレース次第では出場枠撤廃の動きもあるという。
 日本の正月と言えば駅伝だが、テレビをつければ外国人だらけ?