<富士フイルム シニア チャンピオンシップ 初日◇3日◇ザ・カントリークラブ・ジャパン(7,022ヤード・パー72)>
 「よく18ホールを回れたと思う」。報道陣の前でこう話を切り出したのは首位と1打差の4位タイにつけた田村尚之。その次に飛び出た言葉は「今、肋軟骨を骨折してるんですよ」、シャツをたくし上げると身体にはコルセットが着けられていた。
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 1週間は安静にしてきた。「先々週ぐらいにプロアマでおかしくして、土曜日にどうにもならなくなって、日曜日に棄権しました。帰ったらあまりに痛いし、咳をしただけでも痛む。レントゲンでも見えないんですよ。軟骨なんで。けど間違いなく骨折でしょうということで」、コルセットを着用し痛み止めを服用。全治3週間の診断だが、2年連続で3位に入っている好相性の大会に合わせてきた。
 田村は49歳でプロ入りした異色の経歴の持ち主。アマ時代はサラリーマンとしての仕事もあり、「1週間打たずに試合になんてことはアマチュアの時によくあった」。知人からもそう後押しされ、ケガをおしての出場に踏み切った。
 シニア選手の多くはこうしたケガと付き合いながら戦いを続けている。「回れただけでも満足。スコアも上出来だし」とこの日は納得のいくプレーができた。「パッティングが段々良くなってきている」、ショットは思うように打てないが、グリーン上では戦えるようになってきている。「なんとか3日間できるよう頑張ります」、思うようにはクラブを振ることはできない。それでも、最後まで前を向いて戦い続ける。
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