馮世寛国防部長

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(台北 3日 中央社)陸軍の花東防衛指揮部第二支援指揮部の燃料関連部隊に所属する兵士が今年9月下旬、イヌを虐待死させた疑いが持たれていることが分かった。すでに問題の兵士は憲兵隊で取り調べを受けており、馮世寛国防部長(国防相)は3日、「しっかりと調査する」との考えを明かした。

一部メディアの報道によると、兵士は棒のようなものでイヌを殴打し、首を絞めたとされる。目撃者は、イヌは口と鼻に粉末状のものを詰め込まれ、2〜3日後に病院で診察を受けたものの死亡し、問題行動があったと訴えたが、うやむやにされたと告白している。軍では今年6月にも海軍陸戦隊員(海兵隊員に相当)がイヌを虐待死させる不祥事が発覚したばかり。

花東防衛指揮部は2日、9月21日に不適切な行為があったとの報告を受け同部隊を調査したと発表。兵士は普段から同地で飼われていたイヌと戯れており、人によっては不快に見えた可能性があると指摘した。イヌの死因については、同19日に診察した台東懐恩動物病院の話として、ムカデやヒキガエル、農薬や除草剤を誤飲するなどした中毒症状がみられるとの見解を示している。

馮部長は、関係各方面に対して動物愛護を徹底するように指示。ただ、イヌに外傷はなかったとの報告を受けているとし、虐待の有無については言及を避け、憲兵隊の公正な判断を待つ考えを示した。

(呂欣ケイ/編集:齊藤啓介)