セレブリティを魅了し続けるジバンシィ「最高峰の技術力」

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560,640時間 + α
クリエイションと技術力を養ってきた時間

オードリー・ヘプバーンが、映画『ローマの休日』でアカデミー主演女優賞を獲得したのは、今から半世紀以上も前(1953年)のことだ。同じころの52年、パリにひとつのブランドが誕生した。「モードの神童」と謳われたユベール・ド・ジバンシィが手掛ける服は、一躍時の人となった彼女の心をも魅了していくこととなる。
 
モードという世界において、「ジバンシィ」の功績は、クリエイションだけでなく、アトリエの高い技術力を現代に継承してきたこと。それは64年(560,640時間)という長い月日をかけて、さらに価値の高いものとなった。オートクチュール、プレタポルテ、リゾート、プレフォール、そしてメンズと服飾コレクションにおける、すべてのラインを揃えているところからもわかる。
 
2005年からは、クリエイティブ・ディレクターにリカルド・ティッシが就任し、いまの価値観を最高の技術で形にしている。
 
現代の街を彩る「ジバンシィ」の装いは、きっと天国のキャス(オードリーの愛称)も羨望の眼差しで眺めているに違いない。

"信頼される”ものづくり

デザイナーが顧客のために、完全なオリジナル商品を仕立てることを「オートクチュール」という。19世紀後半に誕生したこのシステムを保持しているメゾンは、現在では数えるほどしかない。

そのうちのひとつである「ジバンシィ」には、長年にわたって携わる経験豊富な職人たちが数多く存在する。パリのアトリエから繰り出される至高の”作品集”は、オートクチュールだけでなく、プレタポルテ、メンズにまで至る。彼らの働きがあるからこそ、毎シーズンめまぐるしく変わるトレンドにも、果敢にチャレンジできるのだ。

「ジバンシィ」は、時の流れに左右されることなく、安定したクオリティの商品を生産、販売できる稀有なブランドなのだ。

 
オードリー・ヘプバーンとユベール・ド・ジバンシィ。
彼女の主演映画の多くに「ジバンシィ」のドレスがアイコニックに使用された。

白で統一された美しいアトリエでは、熟練された職人たちが、毎日のように作業を行っている。

ブランドにとってクリエイティブ・ディレクターの存在は、唯一無二のものだ。2005年に就任したリカルド・ティッシは、自身が好むストリート的な世界観を、モノトーンカラーやきらびやかな装飾品などで、いわゆる「ジバンシィ」らしいロマンティックな服に仕立てていった。この独特のアプローチは、時に服飾の未来像を掲示しているかのように捉えられる。

かつてオードリー・ヘプバーンが、ユベールの服を愛したように、マドンナやケイト・ブランシェットなど、現代のセレブリティがリカルドの服に魅了され続けている。

16ー17秋冬メンズコレクション


写真家フランク・マーシャルが撮り下ろした、アフリカ・ボツワナに根付くヘヴィ・メタルサブカルチャーからのインスパイア。テーラードにスタッズを合わせ、独特な世界観を演出した。

オートクチュール


9月には伊勢丹新宿店にて初のポップアップストアを開催。本館ウィンドウ15面をジャックし、うち8面では、2011春夏に日本をテーマにしてデザインしたオートクチュールコレクションのドレスを展示した。

リカルド・ティッシ◎1975年、イタリア生まれ。99年英国セントマーチン美術大学を卒業。2005年に「ジバンシィ」のウィメンズオートクチュール、プレタポルテ、2008年からはメンズのアーティスティック・ディレクターに就任。