左からメイソン・リー、ジョー・アルウィン、アン・リー監督

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(台北 3日 中央社)台湾出身のアン・リー(李安)監督の最新作「ビリー・リンの永遠の一日」のアジアプレミアが2日夜、開催された。リー監督は同作に出演した息子のメイソン・リー(李淳)や主演のジョー・アルウィンとともに出席。同作は自身の成長の物語のようだと話し、「すみません。私は62歳ですがまだ成長過程なんです」と謙遜した。

同作は毎秒120フレーム、4K、3Dという映画史上前例のない高規格で製作された。米作家ベン・ファウンテンの同名小説を映画化したもので、19歳でイラク戦争の英雄となった青年ビリー・リンの戦争体験と心の葛藤が描かれている。

会場にはリー監督の母や2人の姉、弟で映画監督のリー・ガン(李崗)も駆け付けた。リー監督はレッドカーペットを歩いている際に家族の姿を見つけると、リラックスしたような表情を見せた。

リー監督は「主演男優は我々監督の分身」だと話した上で、「もし自分の自伝だとしたら誰に演じてもらうかと聞かれた際、『ジョー・アルウィンが演じればいい』と答えた」と告白。その言葉に、隣にいたメイソンはがっかりしたように「問題ないです」ともらし、「帰った時に愛をくれればそれでいい」と話した。

またメイソンは父親が同作を製作する過程をイチから目にし、「子供のようだった。冒険や新たな試みをしようと過去の成功を忘れ、新作に没頭していた。父は成し遂げたと思う」と感慨深げに語り、父への尊敬の念を示した。

同作は台湾で今月11日に、日本では来年2月に公開される。

(鄭景ブン/編集:名切千絵)