(写真提供=KLPGA)アン・シネ

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イ・ボミ、シン・ジエ、キム・ハヌルら今季も韓国勢の躍進が目立つ日本女子プロゴルフツアーだが、来季も韓国からスゴ腕がやってくるかもれしない。それも“美女ゴルファー”として絶大な人気を誇る“美しき刺客”だ。

アン・シネとユン・チェヨン。ともに“KLPGA広報モデル”の常連で、 “韓国美女ゴルファー神セブン”にも数えられる、人気者だ。2人は11月2日から日本4カ所で行われる日本ツアーのセカンドQTに出場するのだ。

2人のことは過去にも何度が取り上げてきたので、覚えている人も多いだろう。ユン・チェヨンは年齢的にはイ・ボミ、シン・ジエ、キム・ハヌルら黄金世代よりも1つ上の1987年生まれ。アン・シネは2つ年下の1990年生まれだ。ユン・チェヨンはキム・ハヌルと仲が良く、アン・シネはイ・ボミ、キム・ハヌルらと同じ建国大学出身でもある。

アン・シネが韓国メディアに語った言葉の真意

2人とも美人ゴルファーとして有名だが、とりわけアン・シエは“韓国ゴルフ界の超絶セクシークイーン”と呼ばれるほどのルックスの良さだ。

彼女もそれを意識しているようで、韓国メディアとのインタビューでも、「私はプロ選手である前に女性です」と語っているほど美への意識が高い。女性らしさを追求するプロゴルファーと言えるだろう。

そんなアン・シネの日本ツアーQT挑戦は韓国でも報じられている。3日前にも韓国メディアの取材に応じており、今回のQTにかける意気込みをこう語っている。

「ひとつの資格証を得るような気持ちでQTに臨んでいます」

活字にするとまるで運転免許試験でも得るように軽く見えるが、内心ではそれなりの覚悟を持って臨んでいるに違いない。この言葉のあとで、こんなことも語っているのだ。

「これ以上遅くなってしまうと(日本挑戦は)難しくなると思い、勇気を出して挑戦することになりました」

夏にアン・シネのインタビューを行ったが、彼女は日本のゴルフはもちろん、生活文化にも強い興味を持っていた。彼女の口から「宇多田ヒカル」が出たことにも驚いたが、何よりも「日本のファンのみなさんに韓国ゴルフの新しい姿をお見せしたい」という決意が印象的だった。

彼女のことを知っていれば、前出の言葉がクールビューティーのイメージを崩すまいとして出た言葉であることは容易に想像がつく。

「可能性は50%」としていたユン・チェヨンはなぜ?

個人的にはこのアン・シネよりもちょっびり意外だったのは、ユン・チェヨンが日本ツアーのQTを受験したことだ。

といのうも、 ユン・チェヨンをインタビューした際、彼女は日本挑戦の可能性を、「半々です。50%ですよ」と語っていたのだ。

その理由は、数年前にも日本ツアーのQTを受験するも落ちてしまったことなどを上げていたが、今年4月の「ヤマハ・レディースオープン葛城」で3位に入ったことが大きな自信になっているのもかもしれない。

それに彼女も来年で30歳。韓国では中堅どころかベテランの部類に入る。キム・ハヌルやイ・ボミよりも早く“元祖美女ゴルファー”として脚光を浴び、歴代最多となる8年連続でKLPGAモデルに選ばれる人気者だが、ユン・チェヨンはスターゆえに背負わされてきた宿命に悩み苦しんできた。そんな日々から脱却し、プロゴルファーとしてもう一度、大輪の花を咲かせるべく、日本挑戦を決心したのかもしれない。

韓国人ゴルファーが日本を好む理由

さらに言えば、4月の「ヤマハ・レディースオープン葛城」で日本ツアーを改めて体験したことも大きかったかもしれない。

実際、ユン・チェヨン自身も「コースセッティングやギャラリー文化は日本が圧倒的に良いと思います。ギャラリーが多くて、マナーも良くて、本当に雰囲気が良い。選手の立場からすると、試合をしていて本当に楽しかった」と語って、日本のゴルフ文化を絶賛していた。

イ・ボミやキム・ハヌルらも韓国よりも優れた日本のゴルフ文化を評価しており、とある選手は「日本ツアーのオーガイズはアメリカよりも上」と絶賛しているが、ユン・チェヨンは日本でなら現役をもっと長く続けられると感じたのだろう。ほかの韓国人選手同様、ユン・チェヨンにとっても日本のゴルフ環境は魅力的に映っているに違いない。

ふたりが日本進出のために成さねばならないこと

ただ、アン・シネにもユン・チェヨンにしても、本格的な日本進出を果たすためにはQTを通過しなければならない。

8月に行われたファーストQTでは、ユン・チェヨンがトータル10アンダーで1位突破。アン・シネも7位で突破し、今回のセカンドQTに駒を進めている。

今日から始まるセカンドQTは54ホールのストロークプレーとなるが、はたしてユン・チェヨンとアン・シネは好成績を上げて、次のサードQTに進めるだろうか。韓国ゴルフ界からやって来る“美しき刺客”の挑戦に注目しておきたい。

(文=慎 武宏)