中国経済が飛躍的な発展を遂げたことで、中国国内では日本経済を軽視するような論調もあるようだが、中国メディアの捜狐は2日、「中国人は日本と中国の差を正視すべきだ」と主張している。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国経済が飛躍的な発展を遂げたことで、中国国内では日本経済を軽視するような論調もあるようだが、中国メディアの捜狐は2日、「中国人は日本と中国の差を正視すべきだ」と主張している。

 記事は、「中国国内では『中国はすでに日本を超えた』という論調を目にする機会が増えている」と伝えつつ、これは「日本経済の停滞を尻目に、中国経済が急激に成長したためかも知れない」と主張。こうした対比が中国人に「中国はもはや日本を超えた」という幻覚をもたらしていると論じた。

 続けて、中国経済が急激に発展し、今なお成長しているというのは「確かに事実」であるとしながらも、日本は戦後の焼け野原から数十年で世界の経済大国にのし上がった国であり、「日本が遂げた発展は、1978年の改革開放から約30年で大きな成長を遂げた中国に勝るとも劣らない実績」であるとし、日本を軽視することは「あってはならないこと」との見方を示した。

 また記事は、日本経済と中国経済には巨大な差が存在するのが現実であり、例えば「中国の国土面積と人口は日本を上回り、中国の国内総生産(GDP)が日本を超えるのは当たり前のこと」と指摘。また、日本は工業や金融といった産業で中国を大きく上回る実力を持つとしたほか、製造業の技術力においても中国は到底日本に敵わないと指摘した。

 さらに、経済面のみならず、社会面でも現在の中国は日本に劣っているとしたうえで、「日本は世界でもっとも秩序があり、もっとも公平な社会を構築した国の1つ」であると指摘。比較的公平な分配制度のもと、日本では「中国のようにグレーな収入がある人はほとんどおらず、貧富の格差も中国ほど大きくない」と主張。

 中国人は「日本を超えた」と浮かれるのではなく、中国経済に存在する問題を認識し、日本との差を認識し、認めることが求められるとの見方を示し、「日本との差を正視することは一時の恥であり、その差を認識することでさらなる成長が望める」と主張している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)