1日、浙江老年報は日本旅行の体験談を掲載し、日本で出会った忘れられない人について伝えた。写真は大阪。

写真拡大

2016年11月1日、浙江老年報は日本旅行の体験談を掲載し、日本で出会った忘れられない人について伝えた。

日本から帰国して約1カ月たつ。私の脳裏にいまだに焼き付いているのは、日本のグルメや風景ではなく、偶然出会ったお年寄りたちだ。

10月、私は初めて大阪を訪れた。早朝に空腹で目が覚め、仲間とレストランを探し、どうにか営業している店を見つけた。店はU字型のカウンターが特徴的で、60代と思われるおばちゃんが1人で対応していた。彼女は笑顔を絶やすことなく接客しており、私はまるで母親が子どものために朝食を準備しているという錯覚に襲われた。

京都では、小さくも家族で切り盛りする温かみのある店を訪れた。運ばれてきた料理をおいしいとほめると、店主はメニューに出していない手作りの梅の味がするお酒をふるまってくれた。私たちが箸休めをしている時も店主は気にかけてくれ、中国語がわからないのに笑いながら聞いていた。店を出る時には観光ガイドをくれ、私たちが車に乗るまで家族3人でずっと店先に立ち見送ってくれた。

言葉が通じなかったため、深く交流することはできなかった。それでも、彼らの顔には幸せがにじみ出ていた。異国で「小さいが確かな幸せ」を目にすることができ、私も幸せな気分になった。(翻訳・編集/内山)