1日、世界最高・最長のガラス製の橋である張家界玻璃橋がこのほど湖南省に完成したが、こうしたガラスの橋はすでに中国各地に数多く存在している。

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2016年11月1日、世界最高・最長のガラス製の橋である張家界玻璃橋がこのほど湖南省に完成したが、こうしたガラスの橋はすでに中国各地に数多く存在している。シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。

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張家界玻璃橋は全長430メートル、最も高い場所では谷底との落差が300メートルに及ぶ。安全性は確認されているが、緊張感と絶景を求めて訪れる人は絶えない。しかし記事は、「残念なのは、こうした橋の上は団体客など人が多いことだ。騒々しすぎ、興ざめだ」と指摘する。マレーシアから訪れたという女性は「静寂の中で楽しめるともっとよかった」と話した。

2015年はガラス製の桟道や橋、見晴台が中国で数多く建設された。20省47地区で建設済みで、建設中のガラス製施設は57カ所にも上る。

著名建築設計会社の責任者は、「中国の観光産業規模は大きく、市場の需要から判断すると、この数ではまだ飽和状態とは考えられない」とするが、数が増えれば物珍しさはなくなり、いずれは飽きも出てくる。今後は環境や出来栄えの良さ、サービスや安全管理の水準が競争の鍵になるだろう。

ただ、こうしたガラス製の施設が次々に建設されている現状を懸念する見方もある。中国にはこうした施設の建設に関する専門的な基準が存在しておらず、ある業界関係者は「有名建設会社の設計を掲げていても、施工には適当な出稼ぎ労働者を使っているようでは、安全性にリスクが生じることになる」と指摘している。(翻訳・編集/岡田)