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世界中に実在する都市で複雑に入り組む地下鉄の路線を再構築するゲーム「Mini Metro」が、iOSとAndroidでリリースされました。PC版を遊んだ時、シンプルなゲーム性が生み出す奥深い面白さにどっぷりとハマったので、アプリになったMini Metroもプレイしてみました。

Mini Metroを App Store で

https://itunes.apple.com/jp/app/mini-metro/id837860959

Mini Metro - Google Play の Android アプリ

https://play.google.com/store/apps/details?id=nz.co.codepoint.minimetro

実際にプレイしている様子は以下のムービーから確認可能。これを見ればMini Metroがどんなゲームか何となくわかるはずです。

アプリ版「mini metro」をプレイしてみました - YouTube

iOS版のMini Metroをプレイ。Mini Metroは税込600円の有料ゲームです。600円と記載されたボタンをタップして……



「購入」をタップしてインストール。



ゲームを起動するとMini Metroと大きく表示されるので、矢印の方向に画面をスワイプ。



何の説明もなくゲームがスタート。画面上に表示されている白抜きの図形(ここでは○や□)が地下鉄の駅を、黒塗りの図形(ここでは■)が乗客を表していて、乗客は同じ形の駅へ行きたがっています。まずはこの乗客■を□駅へ運ぶために線路を敷きます。○をタップして□まで線を引くように指を動かすと……



最初の路線が開通しました。



開通した路線には自動的に車両が配置されて、一両編成で走り出します。あくまでパズルゲームなので「A列車で行こう」のようにダイヤ設定はできず、列車は「線路上を移動」「駅では短時間停車」「行き止まりに到達すると折り返す」という動きを繰り返します。車両の定員は6名で、どの駅に行く乗客が乗っているのかを確認可能。



時間の経過と共に新しい駅が増えていくので、タップ操作で路線をつなげていきます。間違えて線路を敷いてしまったときは、末端部であれば行き止まりを示す「丁」のあたりをタップして引いたときと逆方向に指を動かせば消せます。経由したくない駅に線路を敷いてしまったときは、その駅の前後の線路をタップして、駅から線を外すように動かせばOK。



4番目に登場したのは○の駅。孤立した駅から既存の駅に向かって線を引くと、新しい路線を作成可能。画面右側にある色つきの丸は、大きな丸がすでに建設した路線、小さな丸が建設せずストックしている路線を示しています。序盤に引けるのは最大3路線。



今度は川を挟んで向こう側に○の駅ができました。ここは赤の路線を新しい○駅まで延伸することにします。



川を渡るときはトンネルが作られます。



この調子で、時間経過とともに駅が増えていき、駅にはどんどん乗客が現れるので、ひたすら運び続けるというのがこのゲームの目的です。一方で、車両に定員があるように、駅にも定員があって、それを超えて一定時間が経過するとゲームオーバーになってしまうので、いかに乗客を次々にさばいていくのか、そのためにどの路線をどう延ばすのかというのがポイント。

最初に与えられた3路線だけだとやがて行き詰まってしまうところですが、1週間経過するごとに新たなアイテムが手に入るので、それをどこで使うかというのがプレイヤーの腕の見せ所です。



入手したアイテムは画面の左側に表示され、アイコンの数は設置個数の上限を示しています。先ほど赤い路線でトンネルを設置しましたが、あれはゲーム開始時点から持っていたもの。もしもう1つトンネルを設置したいなら、最低でも1週間は待たないと手に入らないということです。2週目に手に入れたのは「先頭車両」で、好きな路線に車両を1両追加可能。



タップしている指を左右に動かせば、車両が最初に進む方向だけは決められます。進行方向を決めたら、タップしている指を離して路線に車両を追加。序盤はその恩恵は大きくありませんが、1路線に2両配置すると、乗客をさばくスピードが明らかに向上します。



今度は△の駅がマップの左上に登場しました。黄色の路線を延伸してもいいところですが、ここは□の駅に向かって新しい路線を作成することにします。



これで青い新しい路線が引かれました。青い路線は△と□の駅を結んでいるだけなので……



さらに延長して○の駅につなげてやれば、どんな記号の乗客も乗り換えなしでスムーズに移動できます。この状態でわかるように、序盤は□駅が新たに出現せず、○駅と△駅がどんどん増えていきます。そのため、どの路線でも□駅にたどり着けるように線路を敷くことで、乗客は乗り換えなしで移動可能になり、ゲームをスムーズに進められます。ただし、駅の出現位置は完全にランダムなので、新たなトンネルを作れないのに川の向こうに駅ができてしまうことも。そのため、不測の事態に備えつつ路線網を作り上げる必要があります。



第3週になると新しい路線をゲット。



4つの路線を使って地下鉄を構築したら、こんな感じになりました。青い路線は長すぎるため、後々に問題が発生しそう。なお、画面右上に表示されている数字は乗り降りした乗客の数を表していて、これがそのままゲームスコアになります。



第4週には「後続車両」を入手。第2週に手に入った「先頭車両」は自力で走ることができましたが、後続車両は自走できません。しかし、先頭車両の後ろに連結することで、一編成あたりの定員を増やせます。



新しく入手した後続車両を青い路線に設置すると……



1両編成が2両編成にグレードアップ。これで一度に12人の乗客を乗せて移動できるようになりました。



なお、△の駅に挟まれた青い線をタップして、右上にある孤立した△の駅にドラッグしてやると……



以下の図のような形で路線をつなげることが可能です。中盤からは「いつでも新しい路線を作れる」という状態ではなくなるので、どの路線を新しい駅に繋げるべきかということに苦心します。



6つの路線を展開すると、だんだんと目が行き渡らなくなってきます。気がつくと、黄色い路線の○駅に乗客がたまっていて、駅の周囲に黒いゲージのようなものが出現、駅自体もいかにも「危ない!」という感じでブルブル震えてアピールしてきます。ゲージは駅の外側を包むように伸びていき、これが最後まで溜まってしまうと……



ゲームオーバー。40日間で642人の乗客が地下鉄を利用したということで、スコアは642です。ゲームオーバーの画面で、右下の再生アイコンをタップすると……



ゲーム開始からゲームオーバーまでを早送りで編集したムービーを再生可能です。



Mini Metroはゲーム内の時間が進行すればするほど難しくなっていきます。例えば、+や……



☆といった特殊駅が出現します。○駅と△駅が雨後のタケノコのように沸いてくるのに対して、特殊駅は2つ目が出てくるまでかなりの時間がかかります。そのため、以下のように、☆駅から遠く離れたところに「☆駅へ行きたい」という乗客が現れたとき、うまく路線網を形成できていないと移動がスムーズに行かず、駅に人が溜まってしまいます。また、特殊駅も通常の駅と同様にランダムの位置に出現するため、プレイヤーの頭を悩ませる要素の1つです。



アイテムの中には、駅の容量と乗降スピードを向上させる「乗換駅」といったものも。



プレイ可能なマップも多彩で、ロンドン、パリ、ニューヨークなど世界を代表する大都市のマップが登場し、それぞれが特徴的な地形を持っています。



「パリ」はマップをセーヌ川が横切り、川の中洲にも駅が出現するのでなかなかやっかい。トンネルをどのように使うのかが攻略の鍵になりそう。



特定の条件を達成するとプレイできるメルボルンといった都市もあります。



日本からは大阪が登場。



大阪のマップがコレ。左にある大量の埋め立て地が非常にやっかいです。



これらの都市マップには独自のアイテムも出現。地下鉄なのに「新幹線」というのはどういうことなんだという気もしますが、新幹線は通常の車両よりも速く移動する非常に便利なアイテムです。



大阪のマップで1000越えのスコアまで粘ってゲームオーバー寸前の路線がコレ。ゲームの途中までは、「環状線を作り、それを中心にして路線を展開しよう!」などと考えていたのですが、増殖しまくる駅に対応していたらむちゃくちゃな路線になってしまいました。谷町線(紫)は現実と同じように東のほうを南北に走っているのに、御堂筋線(赤)が環状線になっていたり、玉出あたりが重要な結節点になっていたりと、現実とのギャップが興味深い……。



また、通常のノーマルモード以外に、配置した路線や車両を変更不可能という難度激高の「エクストリームモード」もあります。



エクストリームモードのマップをプレイするには「ノーマルモードでスコア1600点の取得&□の駅への路線接続は2本まで」など、マップごとに定められた厳しい解除条件を達成する必要があります。



エクストリームモードのサンパウロの解除条件は「ノーマルモードで1200点&環状線オンリー」という想像するだけでも難しいもの。



大阪は「ノーマルモードで10週耐え抜くこと」が解除条件です。



エクストリームモードのロンドンは「ノーマルモードでスコア1000点以上&トンネルの使用は1つ」が解除条件です。「トンネルの使用は1つ」という条件がくせ者で、例えば以下の場合、川の北岸にある□駅と○駅との間を結ぼうとすると、微妙なカーブが川にかすってしまって2つ目のトンネルが誕生するのでアウト。これをトンネル1つでというのはまず無理なので、諦めることも肝心です。



トンネルを1回しか使わずにここまで路線を作成できましたが、この直後にゲームオーバーになってしまいました。



Mini Metroは、一度始めるとなかなかやめることができず、10分だけプレイしてみようと手を出すと知らない間に何度もやり直し1時間くらい経過することが多々ある中毒性たっぷりのゲームです。シンプルな見た目や操作とは裏腹に、プレイすればするほどこのゲームが持つ底の見えない奥深さを実感すること間違いなし。序盤はアレコレと戦略を練らないでもクリアできてしまいますが、時間が経過すればするほど「この路線でこのエリアをカバーして……」「この場所に新しい駅ができると詰むから対策を……」などと考えるプレイが必須になってきます。とは言っても、何度もゲームオーバーになりながら学習していけばクリアできるレベルなので、シミュレーション好きな人にはオススメのゲームになっています。