近年、日本でも「年中行事」として定着しつつある10月31日のハロウィン。今年も各地で仮装パレードが開催され、定番のものから奇抜なものまで様々仮装をする市民で賑わった。中国メディア・人民網は1日、日本のハロウィンについて紹介するとともに、日本のハロウィンがどうしてこれほど熱狂的になるのかについて解説する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 近年、日本でも「年中行事」として定着しつつある10月31日のハロウィン。今年も各地で仮装パレードが開催され、定番のものから奇抜なものまで様々仮装をする市民で賑わった。中国メディア・人民網は1日、日本のハロウィンについて紹介するとともに、日本のハロウィンがどうしてこれほど熱狂的になるのかについて解説する記事を掲載した。

 記事は、西洋の伝統的祭日だったハロウィンは、かつて日本ではあまり知られていなかったが、1997年に東京ディズニーランドで初めて仮装パレードが行われた頃より、日本各地でハロウィン関連のイベントが盛んに行われるようになったと紹介。また、イベント化に合わせて関連商品も積極的に販売されるようになり、9月ごろから売り出しを始めることさえると伝えた。

 また、ここ数年のハロウィン当日は、東京・渋谷がお化けや妖怪、ゾンビなど奇抜なコスチュームを着た人であふれかえるとしている。そのうえで、「日本人は本来内向的な性格なのに、どうしてこの時ばかりはこれほど開放的になるのか」と疑問を呈した。

 記事は、日本のサラリーマンにはスーツにネクタイなど服装に大きな制限がかけられていると紹介。これは「みんな一緒」という社会観念の表れであるとした。そして、ハロウィンが「普段個性を表現することが難しい日本人に、堂々と個性を披露するチャンス」になっており、参加者本人が楽しむだけでなく、周囲の観衆もみんな一緒に、ストレスを発散するのであると解説。「それゆえ、彼らがこれほど夢中になるのも理解できる」と論じている。

 今も昔も、庶民は決して楽ではない暮らしの中の「潤滑油」として、年中行事に「祭り」を組み込んできた。「祭り」では日ごろの苦労や辛いことを忘れるべく、大いに騒ぎ、気分をリフレッシュし、また次の「祭り」がやって来るまで、日々の暮らしに励む気力を養うのである。仕事やプライベートで様々なストレスを抱える現代においては、特にそのような機会は重要であり、みんなで堂々と大騒ぎできる機会が増えたという点では、日本におけるハロウィンの普及は有意義と言えるかもしれない。

 しかし、だからと言って秩序を大いに乱して良い訳ではない。事件やトラブルが頻発すれば、規制や禁止の措置が高じられ、せっかくの「祭り」の場が失われることになる。改善の傾向にあるというものの、ゴミの散乱問題も解決には至っていない。「ボランティアがきれいにする」以前に、「ゴミをポイ捨てしない」というマナーの徹底が必要だ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)