Doctors Me(ドクターズミー)- 親知らず抜歯後の注意点! 知っておきたい対処法まとめ

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親知らずの抜歯は非常に大変な治療で、抜歯のあとにも正しいケアを行う必要があります。

親知らず抜歯後の注意点を知らないと、実は厄介な病気を引き起こすこともあるので、親知らず抜歯後のケアに要注意なのです。

要チェック項目


□親知らずを抜いたあとにはうまく鎮痛剤を使うことが大切
□抜歯後に口をゆすぎすぎると思わぬトラブルを招くこともある
□食事の内容や食べ方にも注意が必要なので、しっかりと歯医者さんと相談しよう

親知らずの治療 <口腔外科>

親知らずの抜歯治療は実は歯科医学の世界では手術として認識されるほど非常に重要な治療なのです。

親知らずの抜歯を難しくする要因として、親知らずの形状、口の奥にあることによる器具の扱い、下顎の中にある血管神経が通っていることが挙げられます。

また、普通の歯とは違い親知らずはほとんどの人が歯が骨の中に埋まってしまっている埋没歯という状態になっています。簡単に歯を掴んで抜くことができず、粘膜を切開し、歯を抜くことになります。

このため、親知らずの治療を行うには通常の歯科治療を行う歯科医師ではなく、お口の中の外科的な処置に長けた口腔外科という分野の歯科医師が治療を行うことが一般的です。具体的な治療は以下のような治療を行います。

1.歯茎を切開する


まず親知らずの治療は歯茎の切開から始まります。実は歯茎を少し切開してしっかりと親知らずを露出させた方が治療が早く終わり、治癒も容易なので基本的に歯茎の切開を行います。

出血するのでは?と心配になるかもしれませんが、出血が続いたとしても麻酔薬の中の止血成分によって実際はかなり出血が抑えられるのであまり心配しなくても大丈夫です

2.骨を削る


骨を削り親知らずを露出させることで親知らずをくだいて取り出せるようになります。小さく壊した状態で親知らずを取り出した方が痛みも少なく、短時間で取り出せるので、このような治療法を取ることが一般的です。

3.歯を小さく砕いて取り出す


親知らずは大臼歯にしては小さい歯なのですが、やはり骨の中に埋まってしまっている状態では簡単に取り出すことはできません。このため、小さくドリルで砕いて摘出することで骨や歯茎へのダメージを抑えているのです。

4.縫合する


縫合を行うことは傷口の治癒を早めてくれます。ドライソケットなどのトラブルを防ぐためにも縫合をしてもらった方がいいことが多いので、一般的な親知らずの治療では縫合まで含めて行うことが一般的です。

このような治療は一般の歯科ではあまり行われていませんので、親知らずで困った場合には口腔外科を標榜している歯科医師に相談にいく必要があります。

お口のゆすぎすぎに要注意!

親知らずの抜歯を行った後によくおこす間違いがお口のゆすぎすぎです。親知らずの治療は通常骨を削り、その後に歯を割ってから少しずつ親知らずを取り出します。

このため、歯茎を切開したりと出血することが大半です。この出血は親知らずの治療が終わった後にも続き、この出血は治療後にお口の中で不快感を引き起こします。

また、治療を行った後に食事を取る際に人によっては歯が植わっていた穴に食べ物が入るのを心配する方がいます。このため、お口の中を水ですすぎすぎてしまう方がいます。

お口の中を水ですすいでしまうと血液が溶かされてしまったり、歯が植わっていた穴に入っていた血液のかたまりを洗い流してしまいます。

こうなってしまうと骨がむき出しになってしまい、骨の表面で最近が繁殖した〈ドライソケット〉になってしまいます。

このような〈ドライソケット〉になってしまうと長期間にわたり痛みが続き、日常生活に大きな支障をきたすので、お口をすすぎすぎるのは禁物です。

食事をした後にも歯磨きを普通に行い、軽く口をゆすぐ程度にとどめておくのが正しい対処法です。もし万が一〈ドライソケット〉になってしまったら歯科医院に行き治療を受ける必要があるので、注意しましょう。

親知らずの抜歯後は食べ物に気をつけよう

親知らずの抜歯を行った後には食べ物に注意が必要です。抜歯後には痛みが強く、傷口がまた完全に治っていないことが大半です。このため刺激の強い食事や出血を引き起こすような食事には注意が必要です。

お口の中を刺激するような食事の特徴には以下のような特徴があります。

・辛い食べ物
・酸味が強い食べ物
・塩辛い食べ物
・粒が細かい食べ物
・硬い食べ物

辛い食べ物は傷口に刺激を与えてしまい痛みを引き起こすだけでなく、血管を広げる作用があるので出血を引き起こすことがあります。

酸味が強い食べ物も傷口の細胞にダメージを与えることになり、特に痛みを引き起こすため注意が必要です。塩辛い食べ物も傷口に刺激を与えてしまい、傷の治りを妨げることがあるので、注意しましょう。

粒が細かい食べ物は傷口に入り込んでしまうため避けた法が無難でしょう。一度傷口に食べ物が入り込んでしまうと水ですすがない限りは取れなくなってしまいます。

このため、ドライソケットを引き起こすきっかけになってしまうので注意しなくてはいけません。

硬い食べ物も実は注意が必要で、お口を何度も動かしている間に傷口の縫合が解けてしまったり、さらなる出血を引き起こすきっかけになってしまいます。

食事を避けて通ることはできません。このため、食事の内容に気を配り、余計なトラブルを引き起こさないように気をつけましょう。

お薬で痛みをコントロール

薬を使うと痛みを抑えることができます。痛み止めを正しく使うと副作用を抑えながら快適に生活ができます。痛み止めのお薬は大半が胃にダメージを与えてしまうお薬です。

このため、食事をとった後や痛み止めに合わせて胃薬を使う必要があります。このようにお薬の使用に工夫をすることで痛み止めの副作用が緩和され、親知らず抜歯後の痛みをコントロールできます。

また、親知らずを抜いた後には抗生物質も合わせて処方されることがあります。この抗生物質は傷口からの感染を防ぐ非常に重要な手段です。歯科医師の指示通りに服用するように心がけてください。

お風呂やお酒も要注意!

親知らずの抜歯後にはお酒とお風呂に注意が必要です。親知らずを抜歯した直後には飲酒は避け、入浴も短時間で済ませた方がいいと言われています。

これは出血を避けるためにどうしても必要なことなので、親知らずの抜歯を行った後に飲酒の予定が入らないように気をつけなくてはなりません。

親知らずの出血がつずいてしまうと腫れがなかなか引かず、皮膚に紫色のアザや茶色いアザを作ってしまうことがあります。皮膚のアザはある程度期間が立たなければ綺麗に消えません。

顔にアザができてしまうと長期間生活に支障をきたすことがあるので、出血には特に気をつけましょう。

親知らず抜歯後の対処法まとめ

親知らずの対処には様々な注意が必要です。出血や食事、痛みに気をつけることで非常に生活にゆとりが出ます。長い人では2週間以上腫れや痛みが続くことがあります。

このため、痛みや腫れが短時間で収まるように生活に工夫を行うことが大切です。痛みや腫れが続いてしまうと化粧や痛み止めでは対処できないこともあり、人によっては思わぬ顔のアザに外出を避ける人も出てくるといいます。

親知らずの後のケアを正しく行い、治療後にすぐに通常の生活に戻れるように心がけましょう。

(監修:Doctors Me 医師)