過激派組織「イスラム国(IS)」が実効支配するイラク北部モスルの奪還作戦を進めるイラク軍は1日、初めて同市に到達した。

 奪還作戦は開始してから2週間で新たな局面を迎えた。約5万人のイラク政府軍とクルド人部隊ペシュメルガ、そしてシーア派民兵組織がモスルを包囲。米軍主導の有志連合による空爆も続いている。

 ただ、市内には市民約150万人が依然として暮らしているとみられ、今後の戦闘は曲折も予想される。

 モスルはISが実効支配する都市の中で最大規模で、イラク国内では最後の主要都市となる。モスルを失えば同組織のイラク戦略は、大きな足掛かりを失うこととなりそうだ。

 イラクのアバディ首相は前日、国営テレビを通じて、同組織に対し「もはや逃げ道はない。降伏するか死ぬだけだ」と警告した。

[モスル東部(イラク) 1日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます