新垣結衣&星野源主演ドラマ「逃げ恥」に出演!大谷亮平“韓国語で話したかったです”

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先週末、東京郊外の大型撮影スタジオ。そこでは最近人気急上昇中のTBS火曜ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の撮影が行われていた。モダンなオフィスのセットで鼻筋の通った顔立ちと紳士的な服装の俳優が相手役ともめているシーンを撮影していた。

出番を終えて控室に入ってきた彼は明るい笑顔で「こんにちは。はじめまして」と流暢な韓国語で挨拶した。そして意外な一言を伝えた。

「韓国語で話したかったです。ずっと全然話す機会がなくて」

韓国では映画「バトル・オーシャン/海上決戦」に出演した日本人の俳優、あるいはバレーボールが上手な日本人の芸能人として知られている大谷亮平(36)。過去、ドーナツのCMで異国風でありながらもイケメンな外見で一気に関心を集め、「バトル・オーシャン/海上決戦」では朝鮮軍を手伝う日本人役を務めて熱演するなど韓国で活躍している大谷亮平が今は活動の場を日本に広げている。成功して故郷に錦を飾ったとも言えよう。

日本デビューを果たし、2作目で主演級を務めて話題の中心となった大谷亮平。日本が注目している“逆輸入”のスターである彼に本誌の記者がドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の撮影現場を訪れ、出会った。6ヶ月間韓国語を使っておらず、韓国語が話したかったという彼のリクエストで日本語ではなく韓国語でインタビューを行った。

―出演ドラマの反応がとても良いみたいです。

大谷亮平:(第1話に比べて) 視聴率がとても上昇しました。もともとは第1話の後は下がるケースが多いですが、この作品は上がりました。嬉しいです。とても注目を浴びているんだ、もっと頑張らないとと思いました。

―韓国で10年以上を過ごしましたが、日本語で演技をする感想はいかがですか?

大谷亮平:韓国でもほぼ日本人の役だったので、日本語の台詞で演じていました。日本語の台詞なので韓国の視聴者はあまりよく分からないため、少し間違ったり変でもすぐ「OK」のサインが出ました。しかし、日本だと完璧にしないといけません。それが少しプレッシャーでした。

―韓国では強烈な印象の役が多かったですが、今回の日本のドラマではクールでありながらも優しいチャドナム(冷たい都会の男) の役です。

大谷亮平:それが僕にとっては大きな挑戦であり、難しい点です。これまでは気が強く根性のある、男らしい役を主に演じてきました。今回も男らしく素敵な役ですが、これまでとは正反対の優しく配慮深い、全く別のタイプの男性役を演じることになりました。それが本当に難しいです。そこで、挑戦するという心構えで演じています。

これまで主に気の強い役ばかりを演じてきて、今も演技に習慣みたいなものが残っています。誰かを見つめる時に、目に力を入れる必要はありませんね。僕なりには普通に見ているだけなのに、日本のドラマではそれが強い目つきに見えるみたいです。言い換えれば、韓国で強い役を演じていた演技が、「ラヴソング」や「逃げるは恥だが役に立つ」では似合わない目つきなのです。なので、最初はかなり苦労しました。今はより一層優しくリラックスできる印象を与えないとと常に意識しながら撮影しています。

―日本に来て6ヶ月ですが、韓国と異なる点がありますか?

大谷亮平:韓国での撮影は常にタイトでした。そして大体台本通りに行われます。韓国では最後の台詞が終わるとすぐ「カット」のサインが出て、次のシーンを撮るとか、シーンが変わるのですが、日本では最後の台詞が終わってもずっとカメラが回っています。もちろん俳優たちも演技を続けます。

僕も最初は詳しくなくて、最後の台詞が終わるとすぐセットから出てきました。しかし、監督はそのまま演技を最後まで続けてほしいと言うんです。台詞がすべて終わっているのにカメラがずっと回っているので、相手役の俳優とアドリブなどで台本にない台詞をするしかありませんでした。今日の撮影でも僕は台詞がないのに、演技を続けないといけないので「何してるんですか」「離してください」などのアドリブの台詞を言いました。こういうのは韓国のドラマの現場ではありません。

―共演している同僚の俳優たちはいかがですか?

大谷亮平:星野源さんは知られているイメージと本当に近い人です。人に接するのがとても丁寧で、親切です。スケジュールがハードでイライラするのも当たり前だと思う時も、姿勢が変わりません。新垣結衣さんは明るいイメージなので、いつもそうだろうと思っていました。しかし、暗いわけではないですが、話しているととても大人っぽいです。例えば、ドラマがこんなに反響があるとほとんどは浮かれてはしゃいだりしますが、そういうのが全くなく、とても大人っぽく落ち着いています。そんな中でも面白いこともたくさん言って、人そのものが素敵です。

―日本は撮影の際に俳優同士の会食などがありますか?

大谷亮平:あまりありません。韓国は全体の読み合わせが終わると初日から食事に行きますね。その時仲良くなって、撮影に入るのですが、ここではそういうものが全くありません。読み合わせだけして、挨拶をして別れます。お酒を一杯すると初撮影の時から仲良くなれるのに。そういえばこういうのを思うということ自体が(笑)

(大谷亮平は韓国での撮影現場を思い浮かべたのか、話してから一人で微笑んだ。韓国式の撮影現場に慣れている習慣と意識が知らないうちに出ているようだった。「完全に韓国の俳優になったようだ」と言うと、彼は秘密がバレた人のように「そうですね」と答え、笑顔を見せた)

―ドラマを連続で2本撮りましたが、映画にも出演したいと思っていますか?

大谷亮平:思います。しかし、日本の現場の雰囲気に馴染むためには、ドラマをもう少し撮ってからの方が理解できると思います。演技の面では韓国の俳優も日本の俳優も差がないのですが、撮影現場のシステムや雰囲気は単に比べることはできませんがどこか違います。撮影の流れも違います。このような些細な差は、作品を1本、2本撮ったからと言ってすぐ慣れるものではないので慣れて身につくまでドラマに集中したいと思います。(最初は緊張が) すごかったです。さらに、1本目はご存知だと思いますが、初シーンの相手役が日本の大スターなんですよ。(福山雅治さんとの初シーンで) 試練が訪れたと思いました(笑)