1日、米国を切り捨て、親中国を前面に出した「ドゥテルテ旋風」が東南アジアを席巻しており、米国やその同盟国に懸念が広がっている。

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2016年11月1日、環球網によると、中国とフィリピンの関係がほぐれ、つい先日はフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領が中国を訪問したが、これに続いてマレーシアのナジブ・ラザク首相も中国を訪問し、両国間の国防や経済などの分野における協力を深めることを話しあう予定となっている。

英紙フィナンシャル・タイムズによると、米国を切り捨て、親中国を前面に出した「ドゥテルテ旋風」が東南アジアを席巻しており、欧米各国は東南アジア諸国が米国の影響下から離脱する恐れもあるとして懸念を深めている。

中国とマレーシアの軍事関係は良好で、2015年にはマラッカ海峡において初の合同軍事演習も行われた。今回のラザク首相の訪中は中国から警備艇を購入する計画について協議することが目的とされる。購入が現実となれば、米国とその同盟国の不快感を招くことになる。

アナリストは、ドゥテルテ旋風が東南アジアを席巻しているのは、中国が1国また1国と米国の同盟圏から切り離そうとしており、経済的影響力を利用して、それらの国々を中国のレールに乗せようと試みていることを意味すると指摘している。

豪ローウィ国際政策研究所の専門家は、「マレーシアは今にもくずれそうなドミノの牌のようなものだ」「東南アジアの国々は中国になびきつつある」と指摘している。(翻訳・編集/岡田)