交通部、新たな地震警報システムの開発進める  安全性向上へ/台湾

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(台北 2日 中央社)交通部(交通省)高速鉄路工程局と中央気象局が地震発生時に高速鉄道の列車を安全に停車させる警報システムの開発を進めている。実用化されれば脱線のリスクが低減され、安全性が向上するとみられている。

高速鉄路工程局の楊正君主任秘書によると、台湾高速鉄路(高鉄、新幹線)の沿線には現在でも地震の検知点が設置されており、震度4(台湾基準)以上に相当する40ガルの揺れを観測した場合、運行指令所に緊急信号を発信して列車の減速や停止を促すシステムが導入されているという。

だが、緊急信号を受けて実際に列車に減速、停止の指示を出すのは関係者の判断に任されており、即座の対応ができていないのが現状。さらなる時間短縮に向け、中央気象局の地震早期警報システムと自動列車制御装置(ATC)を連動させて、揺れを感知した時点で列車を自動的に制御する仕組みの開発を目指す。

楊主任秘書は、今年2月に台湾南部で発生したマグニチュード6.4の地震の場合、新たなシステムを導入すれば現行システムより11.32秒早く列車を減速させることができるとしている。

(汪淑芬/編集:齊藤啓介)