授業料が高く食費をまかなえない大学生のため、寮に食料配給所を作る活動に支援が殺到

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アメリカの大学では授業料が高いため多くの学生が食費を確保できず、栄養のある食事を摂取できないとされ、以前から問題になってきた。

そんな状況の中で1人の大学生が立ち上がり、無料で食事を提供する「フードパントリー(食料配給所)」を学生寮に作ったとして話題になっている。

お金がなく外食できない学生のために

その大学生とは、アラバマA&M大学に通うJustin Franksさん(20)。

彼は勉強を続けるかたわら、9月から学生寮で事務アシスタントとしてシフト勤務で働いてきたという。

しかし仕事をするうちに、学生の多くがお腹を空かせたままベッドに入って眠っている実態に気づいたそうだ。

彼はABCの取材に対し「大学内にあるカフェテリアは非常に早く閉まってしまうのです。また多くの学生はお金もないため、学校の外で食事をすることができませんでした。だからそういう人のため提供をしたいと思ったのです」と語っている。

卒業生や地域の人々が支援を行う

彼はその後、自分のお金を使い40ドル分のカップヌードルや飲み物、ティッシュ、水などを購入。それを寮の一角に陳列し、夜でも無料で利用できる「フードパントリー」を開設した。

さらにこの活動の背景を自身のフェイスブックに投稿したところ、卒業生や学生社交クラブ、地域の人々からも多くの寄付が贈られ、品数も爆発的に増えていったという。

Faceebook/Justin Franks

Faceebook/Justin Franks

そして現在ではあらゆる種類の食べ物や飲み物、衛生用品などが揃い、寮にある古い郵便室で18時から23時まで配給所を開いているそうだ。

彼は取材に対し「学生の多くは皆忙しいので、カフェテリアが閉まる前に行くことができないのです。しかし彼らが食事を摂るのはとても重要なことです。今後もこのフードパントリーをさらに拡大できればと願っています」とコメントしている。

彼は全日制の生徒であると同時に、3つのアルバイトを掛け持ちしているという。それでも、できるだけ皆のために時間を割き、食べ物を提供していきたいと語っているそうだ。