日本は古代中国から様々な文化を学んだが、中国メディアの今日頭条はこのほど、日本には古代中国から盗んだ「盗品」が複数あると説明する記事を掲載しつつ、日本はそれらの「盗品」を現在に至るまで活用しているだけでなく、より優れたものへと「昇華」させてしてしまったと紹介している。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本は古代中国から様々な文化を学んだが、中国メディアの今日頭条はこのほど、日本には古代中国から盗んだ「盗品」が複数あると説明する記事を掲載しつつ、日本はそれらの「盗品」を現在に至るまで活用しているだけでなく、より優れたものへと「昇華」させてしてしまったと紹介している。

 まず記事は、「盗品」と主張している存在の1つとして「和服」を挙げ、「西暦8世紀に日本に伝えられた中国唐代の服装を日本人がアレンジしたものが現在の和服になった」と主張した。中国では「日本人が現代においても和服を着用しているのに対し、中国人は伝統衣装をすべて捨ててしまった」と嘆く声は多いが、和服も唐服をさらに発展、昇華させた存在として認識されているようだ。

 盗品にはさらに「茶道」も含まれると指摘。記事は、南浦昭明という禅師が南宋末期に、中国から茶道を日本に初めて伝えたと説明しつつ、日本の茶道の心得である「和敬清寂(わけいせいじゃく)」という基本理念は「明らかに中国茶道の真髄の影響を受けている」と説明した。

 最後に記事は、「相撲」も盗品の1つに数えられると主張。古代中国には上半身裸になって互いに力比べをする「素舞」と呼ばれるレスリングのような競技が存在したと主張。日本の相撲は「素舞」の影響を受けていると主張する一方で、素舞がいつどのように日本に伝えられたのかについては説明していない。

 中国メディアの人民日報は2010年5月、西暦453年ごろとされる允恭天皇の葬儀の際に、当時の中国王朝が日本に特使を派遣して素舞を披露したことが日本に素舞が伝わった最初の機会だと主張している。一方、人民日報は「允恭天皇の葬儀のころには、すでに日本には相撲が存在していた」と指摘しているが、相撲そのものの起源は非常に古く、日本の相撲は中国から「盗んだもの」という主張は明らかに誤りだ。

 記事は日本の和服や茶道などを中国からの盗品と主張しながらも、それらが日本で遂げた発展は中国を超えていると認めている。盗品という言い方は極めて不適切だが、文化を昇華させるという日本人の優れた特質は認めているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)