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国立感染症研究所は11月1日、10月17〜23日の期間中の感染症発生動向調査を公開した。同調査の結果から、同時期における1医療機関当たりの「マイコプラズマ肺炎」の患者数が、2006年以降で最多であることが明らかになった。

マイコプラズマ肺炎は、「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染して起こる呼吸器感染症。症状としては「発熱」「全身の倦怠感」「頭痛」「痰を伴わない咳」などがみられ、咳は少し遅れて始まることもあるとされている。咳は熱が下がった後も3〜4週間程度続くのが特徴。

厚生労働省によると、小児や若い人の肺炎の原因としては、比較的多いものの一つだという。大半は感染しても気管支炎ですむが、一部の人は肺炎となり重症化するケースもあるとのこと。

全国の定点医療機関から10月17〜23日(第42週)の期間中に報告があった全国の患者数は758人。第39週(556人)から第40週(631人)、第41週(579人)と1週間あたりの患者数は増減を繰り返しているが、近年に比べて高い数値で推移している。第42週における定点医療機関あたりの患者数は1.61人で、2006年以降の同時期にしては最多。2015年の第42週は0.61人のため、今年は医療機関あたり純粋に患者が1人多かった計算になる。

なお、今年の第42週における都道府県別の患者数を見ると、大阪府が最多で51人。2位以下は北海道(42人)、東京都(41人)、福岡県(40人)、愛知県(38人)となっている。1医療機関あたりの患者数は岐阜県(6.6人)が最も多く、以下に岐阜県(3.75人)、群馬県(3.33人)と続く。

マイコプラズマ肺炎の感染経路はかぜやインフルエンザ同様、咳などによる飛沫(ひまつ)感染や患者との接触による感染。そのため、手洗いが簡単にできる予防策となる。

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