ティッピー・ヘドレン

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サスペンス映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコックの『鳥』や『マーニー』に出演していたティッピー・ヘドレンが、映画の撮影をしていた1960年代に、ヒッチコックからストーキングやセクハラを受けていたと告白した。米Varietyが報じている。

米New York Postと英Daily Mailによると、彼女の伝記「Tippi」には、元夫ピーター・グリフィスとの離婚後にニューヨークからロサンゼルスに移った後のヒッチコックとの関係が綴られている。

彼女が出演していたCMを見たヒッチコックはティッピーのことを追いかけ続け、5年間の映画出演契約を締結。これをきっかけにティッピーとヒッチコックの不健全な関係が始まったという。1963年に『鳥』の撮影をしていた時には、ヒッチコックの彼女に対する独占欲は非常に強く、ロッド・テイラーら共演者には"彼女に触るな"と警告していたのだとか。また、彼女が他の男性と話しているのを見つければ、"無言で凝視"していたそう。さらに、ヒッチコックはストーキング行為も行っていたようで、帰宅時にはわざわざ彼女の自宅前を通るように運転手に命令し、無理やりキスを迫られたこともあると、ティッピーは訴えている。その後の『マーニー』でもヒッチコックの暴走は止まらず、彼は自分のオフィスとティッピーの控室の間にドアを作り、たびたび部屋に侵入してはセクハラ行為を続けていたという。

「あれはセクハラで、モラルのない行動でした。拒もうとすればするほど、彼の攻撃は強さを増していきました」と彼女は綴っている。そして、それだけ辛い思いをしていても、当時は"セクハラとストーキングという言葉自体、存在していなかった"ことから、誰にも打ち明けられなかったと述べている。

ティッピーがヒッチコックの問題行為を話したのは今回が初めてではない。2012年に米HBOで放送されたTV映画『ザ・ガール ヒッチコックに囚われた女』は、ヒッチコックとティッピーのダークな関係性について描かれた作品であり、当時New York Timesのインタビューで「彼は女嫌いだったわ。本当にたくさんの問題を抱えていた人だったの」と語っていた。(海外ドラマNAVI)