中国では日系車は「鋼板が薄いため安全性に劣る」というデマが存在する。こうしたデマについて、中国メディアの今日頭条は10月29日、自動車の安全性を考察する記事を掲載し、「ボディの鋼板が厚いほうが安全なのか、それともやはり衝撃を吸収させる設計の方が安全なのか」との問いを投げかけた。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国では日系車は「鋼板が薄いため安全性に劣る」というデマが存在する。こうしたデマについて、中国メディアの今日頭条は10月29日、自動車の安全性を考察する記事を掲載し、「ボディの鋼板が厚いほうが安全なのか、それともやはり衝撃を吸収させる設計の方が安全なのか」との問いを投げかけた。

 記事はまず、中国では自動車の安全性に対して「ボディの鋼板が厚いほうが安全」という見方と、「衝撃を吸収する設計のほうが安全」という2つの見方があり、中国のネット上では論争になっていると紹介。どちらかと言えば、中国では分厚い鋼板で覆われた車のほうが安全だと思っている人のほうが多いように感じる。

 では、実際のところどちらが安全なのだろうか。記事は、「結論から言えば、激しい衝突時においては、鋼板がいくら厚くとも安全ではない」と指摘し、自動車の安全性に直接関わるのは鋼板ではなく、フレームなどの構造だと紹介。ちょっとした衝突の場合、鋼板が薄いと大きくへこむため、鋼板が厚いほうが安全だと誤認する中国人が多いだけと指摘した。

 そのうえで、シャーシの強度こそが衝突時に人員の安全を保証してくる存在であり、衝撃吸収構造が安全性の要であると指摘。日系車は事故衝突時に衝撃を吸収するためのクラッシャブルゾーンが設けられていることを伝え、安全性は非常に高いと称賛した。また記事は、車の鋼板はできるだけ軽くしたほうが燃費向上に役立つと指摘し、鋼板は安全とは全く関係がない存在だと論じた。

 中国は世界最大の自動車市場であるものの、人びとの自動車に対する知識はまだ発展途上の段階にあり、こうした正しい知識がさらに普及することを願いたい。日系車の安全性の高さが広く知られるようになれば、中国で日系車はさらに販売を伸ばすのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)