30日、中国企業がギニアに西アフリカ最大の港湾施設を建設する。中国は同地域の鉱物資源をすでに掌握しているが、その経済的影響力はさらに高まることになる。写真はコナクリ港。

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2016年10月30日、中国紙・参考消息(電子版)によると、中国港湾工程公司(CHEC)がギニアに西アフリカ最大の港湾施設を建設することになった。首都コナクリの港を現代的な施設に生まれ変わらせる巨大プロジェクトで、ギニア政府との間で7億ドル(約733億円)に上る契約が交わされた。

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ロイターは、中国は同地域の鉄鋼やボーキサイトの採掘をすでに掌握しており、この建設プロジェクトによって、その経済的影響力がさらに拡大することは確実だと伝えている。

中国港湾工程公司は中国交通建設(チャイナ・コミュニケーション・コンストラクション)の子会社。完成すれば、600台のトラックを同時に収容することができるようになり、中国に大量の鉱物資源を輸出しているマリ共和国も含め、海外に直接輸出する設備を持たない周辺の国々にとって物流の中心地となる。

2015年はエボラ出血熱の影響でギニアのGDP成長率はほぼゼロと低迷したが、国際通貨基金(IMF)の予測では、16年は5%に達する可能性もある。世界保健機関(WHO)や周辺の国々は中国の無償援助によってわずか6カ月でウイルスのまん延を収束させることができたとしている。

ギニアのアルファ・コンデ大統領は鉱物資源や農業、エネルギー分野に期待をかけているが、それらはいずれも中国資本が掌握している。中国水電建設集団は15億ドル(約1570億円)を投じて水力発電所を建設することになっており、国内の電力需要に応えるだけでなく、海外への電力輸出も視野に入れているという。(翻訳・編集/岡田)