1日、日本で賛否両論を巻き起こした東急電鉄のマナー広告―。「車内での化粧は控えて」と呼び掛けるこの広告が、マナー向上に向けた取り組みの進む中国でも関心を集めている。資料写真。

写真拡大

2016年11月1日、日本で賛否両論を巻き起こした東急電鉄のマナー広告―。「車内での化粧は控えて」と呼び掛けるこの広告が、マナー向上に向けた取り組みの進む中国でも関心を集めている。

日本でさまざまな意見が上がったのは、同社が9月16日にほぼ全線で掲出した「わたしの東急線通学日記」と題するシリーズものの啓発ポスターだ。問題となったのは第2弾の「車内化粧篇」。座席に座ってメークをする女性の写真に「都会の女はみんなキレイだ。でも時々、みっともないんだ。」との言葉が添えられており、動画バージョンは主人公の女性が「みっともな」とつぶやいた後、メーク中の女性客の前で「あなたはマナーができてない」とダンスで主張するという内容。

中国メディア・界面は先月28日付でこの話題を取り上げており、「鉄道会社には、自己中心的な行為で他人に迷惑を掛けることは控えてほしいと呼び掛ける意図があった」と指摘した上で、「啓発広告には自社のブランド認知度を上げる効果も期待できるが、日本の女性からは想定外の抗議が起きた」と説明、そして支持派、反対派双方の意見として「他人の迷惑になるような行為ではない。夜中に車内でお酒の臭いをプンプンさせている男性はどうなの?」「パウダーや口紅で座席や他人の服を汚したらどうする」という声を伝えた。

また、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)には「東急電鉄は一連の広告で整列乗車、荷物への配慮、歩きスマホ、車内での化粧への注意を呼び掛けているが、化粧については一部の女性客から反対意見が出た」との投稿も。この投稿に対してネットユーザーからは「化粧?だめなの?」「誰の迷惑になるのか教えてほしい」「こんなことで毎日怒ってたら病気になっちゃう」「日本はルールが多すぎる。日本の生活は重苦しいのでは?」という意見が出る一方、「これが日本?日本人は他人に一番気を遣う民族ではなかったの?」「車内での化粧には自分も強烈な嫌悪感を覚える」「車内で化粧する日本人は少ないのでは?きっと外国人向けの広告だ」「私も車内での化粧には反対。みっともない」「車内はあなたの家の洗面所ではないんだから」「以前は車内で飲食をしてはダメというルールが理解できなかった。でも、夏の暑い日に車内で体調を崩した時、周囲の客が食べたお菓子の臭いでよけい気分が悪くなって…。こういうことは自分で体験してみないと分からないよ」「化粧をするのって下着を付けるのと同じ感覚」など広告を支持する声も寄せられている。(翻訳・編集/野谷)