1日、韓国忠清南道の安熙正道知事の執務室が、道内の住民らに一時乗っ取られる事件が起こった。執務室に立てこもった住民6人は約2時間後、警察に連行された。資料写真。

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2016年11月1日、韓国・ニュース1などによると、韓国忠清南道の安熙正(アン・フィジョン)道知事の執務室が、道内の住民らに一時乗っ取られる事件が起こった。執務室に立てこもった住民6人は約2時間後、警察に連行された。

事件を起こしたのは、同道青陽郡の江亭里廃棄物埋め立て場設置に反対する住民対策委員会のクォン・ヒョクホ事務局長ら6人。1日午前11時40分から約2時間にわたって道知事執務室に立てこもり、ずさんな監査を行ったキム・スンホ同道常任監査委員の退陣や、江亭里内の石綿(アスベスト)鉱山をめぐる問題解決などを訴えた。

クォン氏は「安知事をはじめ道職員らは、石綿鉱山や廃棄物埋め立て場の問題を解決すると言ったにもかかわらず実行したことは一つもない」と主張。また、過去に青陽郡守(郡長)を務めたキム監査委員についてはこの問題を「対岸の火事として見物していた」として強く批判した。

道は午後1時40分まで住民らの説得を続けたものの住民らが退去に応じなかったため警察を動員、警察が住民らを緊急逮捕し連行した。

住民対策委はこれまで、石綿鉱山周辺の住民らがアスベスト被害で多大な健康被害を受け命を落としていると主張してきたほか、鉱山内の廃棄物処理業者の認可の正当性についても疑念があると問題提起をしていた。

騒動を受け、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられているが、事件を起こした住民に対する批判の声が多い。

「僕の故郷だ…恥ずかしい」
「国がひどいざまだ」
「知事は別の場所で仕事をすればいいよ」
「セルフ監禁じゃないか」

「お腹が空いたら自分から出てくるさ」
「もう少し考えて行動してくれ。どうせ押し入るなら大統領府に行くべきだろ」
「朴槿恵(パク・クネ大統領)がこっそり人を送り、今回の崔順実(チェ・スンシル)事件から人の目をそらそうとしたのでは?特別検察官が捜査すべき事件だ」

「中で用を足すのだけはやめてくれよ」
「保安はどうなってるの?」
「こんなことがなぜニュースに?自治体首長の執務室に住民がクレームしに来て居座るのなんて、今に始まったことじゃないだろ」(翻訳・編集/吉金)