3人の軽妙なトークに場内は爆笑/[c]2016 TIFF

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“ジャパンカルチャー”を前面に押し出した東京国際映画祭初のプロジェクト「TIFFアニ!! 」。第1部に引き続き東京国際フォーラムで行われた「TIFFアニ!!」第2部では、女性向けアニメ音楽誌「LisOeuf♪」の人気企画である声優の野島健児による「のじけんBAR」が開店!野島をマスターに、ゲストである4人の声優を交え、歌ありトークありのひとときとなった。

【写真を見る】1人目のゲストとして登場し、歌声を披露した加藤和樹/[c]2016 TIFF

都会のどこかにあるBARをモチーフにしたステージにまずやってきたのは、俳優であり歌手や声優としても活躍する加藤和樹。野島とは今回が初共演となる彼は、名刺代わりにデビュー当初のエピソードを披露。

ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト出身の加藤は、俳優として挑んだ初仕事でいきなり遅刻してしまったそう。「監督らスタッフを乗せたバスには乗れたんですが、終始どよ〜んとした雰囲気でした」といまでは考えられない失敗エピソードに、野島は「ボクも実は俳優志望だったんですけど、入所したのが声優の養成所でした」と話して笑いを誘い、会場を和ませていた。

2人目のゲストは大ベテランの速水奨。ハロウィンということもあり、カボチャのおもちゃと悪魔の槍を手に「地下10階なのにバリ3だな(槍の先端が3つになっていた)」という小ボケで、場を引き込む手腕はさすがの一言!

速水は、野島の父親で声優の野島昭生と共演したデビュー作『1000年女王』のアフレコ当時の話を披露。端役での出演ながら「緊張しなかった」という速水の感想に、野島は興味をそそられたようだが、「賞金目当てで声優コンテストを受けたから、初仕事も倦怠しかなかった」という答えに納得。ちなみに野島は父親からもらった『1000年女王』のTシャツをパジャマ代わりに着ていたのだとか。

そんな2人の会話が盛り上がるなか3人目のゲストが登場。シンガーソングライターで声優としても活躍する高橋直純は、声優デビュー前のエピソードを披露。実は元アイドルでローラースケートを履いてパフォーマンスをしていたという高橋。「ワイヤレスマイクなんてない時代で、MCのときはそのまま喋ってて、歌の時に線を抜くんですよ。口パク、バレバレじゃん」という暴露話に会場は爆笑!

野島はそんな高橋に対し“光ってる短パンはいた人”という初対面の時の印象がぬぐえないと言いつつも、歌へのアプローチの仕方やフェイクの歌い方をまじめに聞くなど、勉強になるひとときだったようだ。

最後に登場したのは小野賢章。子役としてデビューし、『ハリー・ポッター』の吹き替えを契機に声優としての仕事を始めたが、野島と初共演となった劇場版アニメ『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』のオーディションでは壮絶な出来事が。

オーディション当日に親知らずを抜く事になった小野は、そのまま会場へ。「『聖闘士星矢』って技名とか大声で叫ぶじゃないですか。だから、終わったら原稿にたくさん血がついちゃって」と衝撃の告白に野島も驚愕。「血が出るほど叫んでくれた」と監督に思われたから受かったのかも?と妙に納得していた。

そんな2人の会話中に、電話をかけるそぶりをして店から出ていったはずの速水が再登場。その後、野島は音楽に乗せた語りと歌など3曲を披露し、4人のゲストを再びステージに迎えてイベントは終了。当初の予定より30分近くも終演時間が押すほどの声優たちによる濃密なトークに、会場を訪れたファンもうっとりするほど楽しい時間を過ごしたようだ。【取材・文/トライワークス】