男性キャストもバラエティ豊か (C)2016 日活

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 1970〜80年代後半に栄えた成人映画レーベル「日活ロマンポルノ」を、5人の人気監督が復活させる「ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」の1作「牝猫たち」のポスターが、公開された。映画「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」、Netflixオリジナルドラマ「火花」(3・4話)を手がけた白石和彌がメガホンをとっている。

 28年ぶりの新作製作企画となる「ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」に参加するのは、白石監督のほか行定勲、塩田明彦、園子温、中田秀夫といった名だたる映画監督たち。上映時間80分前後、10分に1回の濡れ場を入れる、製作費は全作品統一、撮影期間は1週間、完全オリジナル作品といったルールでしのぎを削る試みだ。

 本作は、ワーキングプア、シングルマザー、不妊症といった悩みを抱えながら池袋で働く風俗嬢3人の姿から、現代社会の闇をあぶり出す作品。田中登監督が72年に発表した「牝猫たちの夜」にオマージュをささげており、同作のメインキャストを務めた吉澤健が本作にも出演する。そのほか、「TEAM NACS」の音尾琢真、「花とアリス」「リップヴァンウィンクルの花嫁」など岩井俊二監督作品に多数出演する郭智博、「火花」でも高い演技力を見せたお笑いコンビ・とろサーモンの村田秀亮と相方の久保田和靖ほか個性豊かな男性陣が脇を固める。

 メインとなる3人の女性には、「グッド・ストライプス」や「紙の月」の井端珠里、舞台を中心に活躍し、映画「アルビノ」では体当たりの演技に挑戦した真上さつき、「インプリント ぼっけえ、きょうてえ」や「私の奴隷になりなさい」に出演し、マーティン・スコセッシ監督作「沈黙 サイレンス」(2017年1月21日公開)が控える美知枝が扮し、女優魂を見せ付けている。ポスターでは、3人が夜の池袋にたたずみ、決意に満ちた表情で正面を見据えているさまが切り取られている。

 「牝猫たち」は、17年1月14日から東京・新宿武蔵野館ほか全国順次公開。