Doctors Me(ドクターズミー)- 学校で起こりやすいじゃがいもの食中毒 知るべき正しい栽培方法と見分け方

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2016年10月31日(月)じゃがいもの皮や芽に含まれる有毒成分による食中毒の9割が、学校菜園で採れたもので発生していることが報じられました。

食中毒が発生している原因として正しい栽培方法で育てなかったことによるものが多く、栽培法の周知が呼びかけられております。

今回は「じゃがいもの食中毒」について、医師に解説していただきました。

食中毒を引き起こすじゃがいもの特徴と食べ方


芽かきや土寄せが十分ではなかった


小さな芋で、栽培中に日光に当たってしまったものです。皮や芽を厚めに剥き、川を剥いても緑色の場合は食べないようにしましょう。

小さくて光の当たったイモを食べた


皮や芽の部分を厚めに皮を剝くことが大切です。剥いて緑色の場合は絶対に食べないようにしましょう。

じゃがいもを皮ごと食べた


できるだけ皮は剥いて食べましょう。保管方法や栽培法がはっきりしないときは小さなジャガイモは避けたほうが良いです。

じゃがいもの有毒成分ソラニン


天然の毒素ポテトアルカロイドの一つで、じゃがいもに含まれることが知られています。 摂取しすぎると死に至ることもある猛毒です。

ソラニンによる症状


・嘔吐
・胃の不快感
・頭痛
・食欲不振
・幻覚

じゃがいもによる食中毒の応急処置

水分を十分に摂取し、下痢がある場合などは身体を温め安静にしましょう。そしてできるだけすぐに医療機関を受診します。

じゃがいもで食中毒を起こさない注意点

栽培する場合


しっかり土寄せをし、栽培中にジャガイモが日光に当たらないようにしましょう。

調理する場合


芽が出ていたら深くまで取り除き、緑色の部分は厚く剥くようにします。皮は剥いて調理し、味が変だと思ったら食べないようにしましょう。

家庭菜園で食中毒を起こしやすい植物


スイセン


■概要
ヒガンバナ科の植物で、リコリンなどの有毒成分を含みます。

■スイセンによる症状
・嘔吐
・下痢
・発汗
・頭痛
・昏睡

■注意すべき点
スイセンの葉はにらに似ており、ニラと間違えて食べて食中毒を起こす例が多いので注意しましょう。

イヌサフラン


■概要
ユリ科の球根植物で、サフランに似た花をつけます。

■イヌサフランによる症状
・下痢
・嘔吐
・呼吸困難
・皮膚感覚の低下

■注意すべき点
球根をみょうがと間違えて食べてしまったりする例があります。

医師からのアドバイス

食中毒は意外と身近にあるものです。スイセンとにらなどは見分けがつきにくいこともあります。

家庭菜園や学校の授業の一環としてじゃがいもを栽培した場合に、食中毒を起こすこともたびたびありますから、味がおかしかったり、見た目で迷うような場合は食べないようにすることが大切です。

(監修:Doctors Me 医師)