危険!「逃げるは恥だが役に立つ」ガッキーのせいでこじらせ童貞が悪化しちゃう。今夜4話

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『Kiss』(講談社)で連載中の海野つなみによる人気マンガが原作のTBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』。森山みくり(新垣結衣)のお相手の津崎平匡(星野源)は、社会問題とも言われている絶食系男子だ。


第3話あらすじ


雇用主と従業員という関係の“契約結婚”。この奇妙な同居生活が始まって数日が経ち、二人の関係も近づいてきたかのように思えたが、なぜか津崎はみくりに素っ気無い態度を取り続ける。食事中も最低限の返事しかせず、全く眼を見ようとしない。さらには、距離を置くために広い部屋に引っ越そうと提案。完全に心を閉ざしてしまっている。

これは自分のベッドでみくりが寝たことが原因だ。布団に残った匂いで、津崎はみくりを女性として意識してしまったのだ。彼女いない暦=年齢らしい行動と言えるだろう。

そんな中、津崎の同僚である沼田(古田新太)、風見(大谷亮平)、みくりの叔母の百合(石田ゆり子)と5人でぶどう狩りに出かけることになる。

絶食系男子とは?


「いっそのこと、擬似恋愛を楽しむのはどうだろう?どうにかなるなんてことは絶対にないんだから」

「いつかみくりさんが辞職して、誰かと本当の結婚をしたとしても、僕はこのまま一人なんだろうな・・・」

さすがは35年間恋人がいないだけはある。自分に彼女が出来ると、頭の片隅でも思ってない。おそらく20代の時は、いつかできると楽観的になっていたはず。しかし、肝心な一歩を踏み出さずにズルズルと時を過ごしてしまい、こうなってしまったのだ。これが草食系男子の進化系、絶食系男子だ。

草食系男子や絶食系男子と聞くと、自らの意思で女性を絶っている印象を与えるが、そうではない。厳しい言い方をすると、断られるのが怖い臆病者なだけである。メディアが印象をマイルドにする為に草食系と命名しただけに過ぎないのだ。特に見た目が中途半端に良かったり、良い企業に勤めていたりするとプライドが邪魔をして余計に悪い方へ向かっていく。では、なぜこのような奥手な男達が増えているのだろうか?

趣味の多様化が原因の一つに思える。昔に比べて聴ける音楽のジャンルも増え、スポーツも気軽に楽しめるようになった。家にいてもネットやらなんやらで、一人で暇をしない。むしろ、やりたいことが多すぎて時間が足りないくらいだ。

街角草食男子インタビューなどで「趣味と仕事で忙しい」「彼女がいなくても楽しい」という言葉を良く耳にするが、今の時代は“彼女の欲しさ”を趣味で誤魔化す事が簡単になってしまった。心の奥底では、すごくすごく彼女が欲しいのに。

契約結婚という特殊な環境のおかげで、津崎は今まで仕事に打ち込んできた事で麻痺していた部分と向き合わなければならなくなった。いや、仕事を理由にサボってきた部分と言ってもいいだろう。だからこそ、津崎は頑張らなければならない。津崎が頑張れば、このドラマを観ている奥手男子も頑張ろうって思えるかもしれない。勇気を振り絞った一歩が踏み出せるかもしれない。イケメンだろうが、ブサイクだろうが、モテる男は人の倍以上断られ続けているのだ。頑張れ津崎!立ち上がれ!奥手男子!

ガッキーが良すぎるのが悪い


と、思ってこのドラマを楽しんでいたのだが、どうやら逆な気がする。これは奥手男子を超奥手男子へと進化させてしまうドラマかもしれない。

と、言うのも、みくりが積極的過ぎるのだ。こんなに可愛くて、家事も完璧に出来て、ここまで気を使ってくれる女の子なんてまぁいない。みくりは女性として魅力的過ぎる。これでは、奥手男子が夢を見てしまうではないか。「津崎が頑張ってる!俺も頑張ろう!」ではなく、「みくり良い!こんな人いないかな?」になってしまうのだ。

筆者は勝手にこの作品を“童貞応援ドラマ”と解釈していたのだが、このままだと“童貞こじらせ促進ドラマ”になってしまいそうだ。みくりはこれ以上津崎を甘やかさないで欲しい。じゃないと、津崎にも視聴者の奥手男子にも良い影響を与えない。

今夜放送の第4話では、契約結婚が風見にバレてしまい2人でみくりをシェアすることに。おそらく、津崎が今まで以上に傷つき、葛藤する回になるだろう。頑張れ津崎。
(沢野奈津夫)

参考→「絶好調ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』は原作でも星野源=津崎がヒロインだ