31日、華字紙・中文導報は、訪日外国人が2000万人を突破したと伝える一方で、訪日中国人のある異変についても報じている。写真は成田空港。

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2016年10月31日、華字紙・中文導報は、訪日外国人が2000万人を突破したと伝える一方で、訪日中国人のある異変についても報じている。

国土交通省の石井啓一大臣が同日、30日までに訪日外国人が2000万人を突破したと明かした。年間2000万人を突破したのは統計開始以来初だ。また、9月までの統計では、中国人観光客は初めて500万人を突破。全体に占める割合も27%以上に達している。一見すると、訪日中国人観光客は右肩上がりに増加しているように見えるが、記事では二つの問題点を指摘する。

一つは消費額の落ち込みだ。観光庁が発表した第3四半期(7〜9月)の統計では、訪日外国人観光客の1人当たりの消費額が過去5年で初めて減少(2.9%減)に転じた。また、財務省が11日に発表した8月の国際収支統計によると、旅行収支は543億円の黒字となったが、前年同月から27.8%減少した。旅行収支が悪化するのは3年7カ月ぶりだという。全体の消費額の45%を占める中国人観光客の“爆買い”の収束が大きく影響しているとみられる。

もう一つが、訪日中国人観光客の減速。中国人観光客は1月に前年比110%増を記録したものの、以降は2月38.9%増、3月47.3%増、4月26.9%増、5月31%増、6月26%増、7月26.8%、8月14.5%増となり、9月には6.3%増とついに一桁となった。記事は、「日本の観光立国政策が挑戦を迎える」と伝えている。(翻訳・編集/北田)