日本統治時代の宿舎群、文化エリアとして再生  カフェや書店に/台湾・屏東

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(屏東 1日 中央社)屏東県の歴史建築に登録されている日本統治時代の軍用宿舎群が残る屏東市勝利新村、崇仁新村の一帯が、文化的なエリアとして活気を取り戻している。歴史的建築物71棟のうち30棟余りが飲食店や書店などに変身。市の新たな観光スポットになっている。

宿舎群は1928年、日本陸軍飛行第8聯隊が屏東の屏東飛行場に進駐したのを受けて次々にその周辺に建設された。日本統治時代終結後の1950年代には中華民国空軍第6聯隊が進駐し、次第に現在の崇仁新村が形作られた。県政府は2007年、国防部との協議の上、宿舎群の保存を手掛けることを決め、活性化計画を開始。すでに30棟余りの修復が完了し、今年はさらに20棟を修復する。

県は建物の運営を外部に委託。現在営業している店舗の中には、日本の雰囲気を感じられる店も。京都出身の妻を持つオーナーが経営する「香夢園」は和風のインテリアやメニューで人気を集めている。「大和[口加][口非]」は、い草の座椅子などを配置し、和の空間を提供している。

同県文化処によると、現在修復中の20棟には書店やユースホステル、クリエイティブ関連の店舗などが入居する予定。呉錦発処長は、周辺地域にパブリックアートを設置し、屏東駅から宿舎群までの一帯で屏東の都市美学を表現していくと意欲を見せた。

(郭シセン/編集:名切千絵)