ジョージ・A・ロメロ

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日本ではFOXにて10月24日(月)よりシーズン7の放送がスタートし、その衝撃的なバイオレンス描写が話題となっている大人気ドラマ『ウォーキング・デッド』。そんな本シリーズについて、ゾンビ映画の巨匠ジョージ・A・ロメロが、「『ウォーキング・デッド』のせいで、これまでのような作品が作れなくなった」とコメントしている。英Digital Spyなどが報じた。

1968年に『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生』で原案・撮影・監督を手掛けたロメロ監督は、その後も『ゾンビ』や『クリープショー』、『死霊のえじき』といったゾンビ&ホラー映画を生み出してきたゾンビ映画の巨匠だ。『ウォーキング・デッド』の元クリエイターであるフランク・ダラボンも、ロメロ監督の作品にインスパイアされたことを公言している一人。しかし同監督は、本シリーズが大ヒットしたことで、新しいゾンビ映画を作れなくなってしまったと述べているのだ。

「社会政治学的で、規模が小さいゾンビ映画のアイデアを出せなくなってしまった。以前は、ゾンビ・アクションをもとにした作品に、社会的なメッセージを込めることができていたが、今は無理なんだ。"ゾンビ"という言葉を口にした瞬間、"ブラッド・ピットはゾンビ映画の製作に4億ドル(約418億円)出したぞ"って話になるんだよ」と、ブラッドが製作・主演を兼ねた映画『ワールド・ウォー Z』について言及。

これまでに監督は『ドーン・オブ・ザ・デッド』や『ランド・オブ・ザ・デッド』といった小規模な"デッド"シリーズを多数手掛けており、2007年公開の『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』はSNSに支配される現代を皮肉った作品となりヒットを記録。ところが、『ウォーキング・デッド』の登場で、「巨額の製作費を費やした、ゾンビが破壊しまくるだけの作品しか受け入れられなくなってしまった」と胸中を明かしている。

ロメロ監督は、本シリーズに思うところがあるようだが、最新シーズンのプレミア放送は視聴者数1703万人を記録して大ヒット。そんな『ウォーキング・デッド』はFOXにて毎週月曜21:00より放送中。(海外ドラマNAVI)