フランスを代表する豪華俳優陣が結集 (C)Shayne Laverdiere, Sons of Manual

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 第69回カンヌ国際映画祭でグランプリに輝いた、カナダの若き天才グザビエ・ドラン監督の新作「It's Only the End of the World」が、「たかが世界の終わり」の邦題で2017年2月11日から全国で順次公開されることが決定。あわせて、主演の仏俳優ギャスパー・ウリエルが12月初旬に来日を予定していることが発表された。

 作品ごとに進化を遂げ、俳優としても活躍する俊英のもとに結集したのは、ウリエルをはじめ、レア・セドゥー、バンサン・カッセル、マリオン・コティヤール、ナタリー・バイというフランスを代表する俳優陣。愛しているのに傷つけあう、ある家族の1日を切りとった本作は、アカデミー賞外国語映画賞のカナダ代表作にも選出された。

 家族に「もうすぐ死ぬ」と伝えるため、12年ぶりに帰郷した人気劇作家のルイ(ウリエル)。息子の好きな料理を用意した母マルティーヌ(バイ)や、幼い頃に別れた兄を覚えていない妹のシュザンヌ(セドゥー)は再会に浮き足立つが、兄のアントワーヌ(カッセル)はそっけない態度で主人公を出迎える。ルイとは初対面のアントワーヌの妻カトリーヌ(コティヤール)も含めた食事の席は、終始ぎこちなく、アントワーヌの激しい言葉を合図にそれぞれが隠していた思わぬ感情がほとばしる。

 現在27歳のドランが、現代のミスコミュニケーションを象徴するかのような家族の姿を通し、怒り、憎しみ、悲しみ、その全てが愛だと気付いたときに浮上する、絶望の中の希望をすくいとった。

 「たかが世界の終わり」は17年2月11日から東京・新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか、全国で順次公開。