▽10月31日、AFC U-19選手権で初優勝を成し遂げたU-19日本代表が開催地のバーレーンから帰国の途についた。

▽過去4大会連続でU-20ワールドカップ(W杯)出場を逃してきた日本。しかし、5大会ぶりのU-20W杯出場権を獲得するとともに、史上7度目の決勝で同大会初優勝を成し遂げた。

▽帰国直後に取材に応じたMF堂安律(ガンバ大阪)は、受賞した大会MVPに関して、自身よりも全6試合完封の原動力となったDF陣が相応しかったとの気持ちを吐露した。

▽また、今後は所属先であるG大阪でJ3リーグではなく、トップチームでの試合に絡めるようにしていきたいと飛躍を強く誓った。

◆MF堂安律(ガンバ大阪)

――大会を振り返って

「本当にすごく嬉しかったし、今までやってきた中で一番嬉しい勝利だった」

――正直なところ大会前の下馬評は低かったが

「大会前に全員でミーティングはしましたけど、かといって初戦が良かったわけではない。一番流れに乗れたのは、3戦目のカタール戦。引かれても、快勝できたというところで、メンタル的にも楽になった」

――自身のパフォーマンスぶりについて

「1ゴール(しか挙げられてい)なんで、攻撃を引っ張ることはあまりできなかった。(ボールを)失う回数も多くて、効率的にも悪かった」

「準々決勝でこそゴールを挙げられたけど、グループステージでは(自身のパフォーマンス内容に関して)申し訳ない気持ちがあった」

――MVP受賞は驚いたか

「驚きもあったし、ディフェンス陣の人に申し訳なかった。ああやって無失点で優勝させてくれたので…。個人的には、(DF中山)雄太くんや、(GK小島)亨介くんがMVPかなと思っていた」

――印象に残っている試合はあるか

「コンディション的にあまり良くなかった。それが今の実力だと思うし、自分の良さを出せれば、準々決勝のような違いになるプレーができた」

「自信をもって、毎試合のピッチには立っていた。できるかどうかは相手の強さもあるけど、自分の良さを出せているかどうかだと思う」

――決勝はあまり自分の良さを出せていなかった印象だが

「攻撃陣はノーゴールだったし、前のコミュニケーションや連係の部分、アイデアも少なかったので、そこは反省する必要がある」

「守備に関していえば、本当に球際の部分でみんな良く戦えていた。A代表で良く球際、球際と言われているけど、そういうところをみんなが意識して戦うことができた」

――G大阪での今後の目標について

「Jリーグはもう最終節ということなので、(アピールの場は)天皇杯になる。決勝も吹田スタジアムでやるということなので、モチベーションも上がっている。帰ってすぐアピールして、天皇杯のメンバーに絡めるように頑張りたい」

――G大阪U-23でのプレーが代表に還元されたか

「試合勘という部分に関して、こうやってガンバから3選手が選ばれているということはそういう効果があったと思う」

「僕自身、6試合中5試合に出させてもらったが、よく走れたと実感している。そういう意味でJ3という場でプレーしているのは良かった」

――来年、日本が久しぶりにW杯に出る。今イメージしていることはあるか

「普通にやれば勝てる。自信をもって、ピッチに立たないと絶対に押し込まれる展開になる。今回、得たものは大きかったし、これから一人ひとりが所属チームで改善していけば、良い結果が必ず出ると思う」

――5大会ぶりのW杯出場となるが

「周りがどう思っていたかどうかわからないけど、個人的には自分たちの代は自分たちの代だと考えていた。4大会にわたって出られていない分、逆に僕らが出ることができれば、すごいことだなと感じていた。不安よりも楽しみという気持ちの方が大きかった」

――自身の中でJ3でのプレーは卒業という意識が強いか

「それは監督次第なので(笑)。意識の中では最初から『卒業したい』という気持ちしかない(笑)」