『忠臣蔵 デジタル最長版』の舞台挨拶が開催

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第29回東京国際映画祭(TIFF)の日本映画クラシックス作品『忠臣蔵 デジタル最長版』(26)の公式上映が10月31日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催。片岡一郎が弁士を務め、琵琶奏者の川嶋信子が音楽を奏でた上映後、2人がトークショーに登壇した。

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本作は公開当時『実録忠臣蔵』という題名で公開された池田富保監督作。生涯で1000本以上の映画に出演した国民的大スター、尾上松之助が大石内蔵助を演じた。山鹿流鶴翼の陣形などを史実に基づき格調高く仕上げ、以降の『忠臣蔵』映画の規範を示す作品となった。

片岡は「去年フィルムが発見されて、京都でワールドプレミアをさせていただきましたが、場面がその時より増えてます」と言うと、川嶋も「面白かったです。種明かしみたいな感じで」と笑顔を見せた。

片岡は「大部分は9.5mmという家庭用のフィルムですが、途中は修復された35mmの劇場用のフィルムなので4倍くらいの大きさです。東京国際映画祭で予算を組んでいただき、相当きれいにしていただきました。前と後を観比べると感動します」と今回のフィルムの美しさをアピールした。

片岡は主演の尾上松之助について「身体能力が高い大スター」だと紹介し「没後90年ということで、いまのタイミングで観ていただきたいというご本人の意志があって我々の前に現れてくれた気がします」と感慨深い表情を見せた。

第29回東京国際映画祭は、10月25日から11月3日(木・祝)の10日間にわたり、六本木ヒルズをメイン会場に、EXシアター六本木、東京国立近代美術館フィルムセンター、歌舞伎座、東京国際フォーラムで開催中。【取材・文/山崎伸子】