日本と中国の「住居」は隣国ながら大きく異なる。中国の都市部は高層マンションが増えているが、建築後わずか数年で劣化が始まることも多く、ひび割れや雨漏り、変色やさびなどの問題が出てくるのが早い傾向にある。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本と中国の「住居」は隣国ながら大きく異なる。中国の都市部は高層マンションが増えているが、建築後わずか数年で劣化が始まることも多く、ひび割れや雨漏り、変色やさびなどの問題が出てくるのが早い傾向にある。

 中国メディアの今日頭条は10月29日、日本の賃貸用のマンションやアパートについて、写真を掲載しながら紹介し、「日本のマンションやアパートは築20年でも非常にきれいだ」と伝えている。

 記事が紹介しているのは、日本ではどこにでもあるような1DKの部屋だ。キッチンのシンクは光沢を放ち、フローリングもまだまだきれいで、明かりの差し込む部屋に見晴らしの良いベランダ、そして水垢がないどころか新品同様の浴槽やトイレは、どこもかしこもピカピカでモデルルームさながらだ。

 記事は「これで築20年とは信じられない」と絶賛しているが、これは中国では賃貸物件に住む人が「部屋をきれいに使わないケース」が多いことと関係しているのだろう。そのうえ中国では部屋の退去時に清掃してきれいにしてから引き払うという習慣がない。そのため賃貸物件を探しても、なかなかきれいな部屋が見つからないことも多い。

 一方、賃貸の部屋に住んでいる日本人の場合、その物件が自分の所有物でない以上は部屋を汚さないよう、傷つけないよう気をつけて暮らすのではないだろうか。また、日本では不動産の管理は業者が請け負い、定期的に補修を行ううえ、入居者が変わるたびにクリーニングが行われる。だからこそ、中国人から見ると日本の賃貸物件は外観も内装も新築と見まがうほど「きれい」に見えるのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)