'17年3月にスタートする土曜オリジナルドラマ「連続ドラマW 北斗 -ある殺人者の回心-」で、中山優馬が主演を務める/(C)WOWOW

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WOWOWプライムにて'17年3月にスタートする、土曜オリジナルドラマ「連続ドラマW 北斗 -ある殺人者の回心-」で、中山優馬が主演を務めることが分かった。

【写真を見る】石田衣良が“デビュー15周年の結論”と語る力作を、初めて映像化する/石田衣良「北斗 ある殺人者の回心」(集英社文庫刊)

本作は、石田衣良が'12年に“デビュー15周年の結論”と語り、発表した小説「北斗 ある殺人者の回心」(集英社文庫)をドラマ化したもの。両親から激しい虐待を受け、心に闇を抱えた少年が、数奇な運命に翻弄(ほんろう)されて殺人者となるさまを描く。

主演を務める中山は、ことし5月に行われたオーディションで、主人公・端爪北斗役を射止めた。それから10月2日のクランクアップを迎えるまでの間、私生活も役作りにささげ、体重を約12kg落としたという。シーンの順番通りに撮影を進める「順撮り」で撮られているため、徐々に体重が落ちていく様子は映像にも刻まれている。

また、中山は長かった髪を自らの意思で断髪しており、死を切望する主人公の姿をどこまでもリアルに表現しようと、気概たっぷりで臨んでいる。

■中山優馬コメント

オーディションの時、セリフの破壊力に圧倒されたことを今でも鮮明に覚えています。初めて北斗と出会い、台本を読んだ時には「背負いきれるか」という心配がありました。一方で、こんなに素晴らしい作品が自分の手の届くところにあると思うと、身震いが止まらなくて…。

そんな不安にも似た気持ちを抱えていましたが、監督の気合いに魅せられ、最後まで乗り切ることができたのは僕の誇りです。「全員が流した汗と涙の結晶の量が、作品をどれほど良くするかにかかっている」という監督の言葉は、今でも忘れられません。

僕が演じる端爪北斗は、虐待を受けやがては殺人犯になりますが、“ただ愛されたかった”という普通の人間なんです。この作品には、目を覆いたくなるくらいつらいシーンもたくさんあります。それでも、どうか、端爪北斗の人生を最後まで見届けてください。

■瀧本智行監督コメント

石田衣良さんの「北斗 ある殺人者の回心」という小説を手にしたのは、3年前です。魂を揺さぶられました。どうしても映像化したいと思いました。

両親から虐待を受け、心に闇を抱え、長じて殺人者になる主人公。演じ切るのはたやすいことではありません。オーディションを重ねる中で、強いまなざしが印象的だった中山優馬くんに、僕たちは賭けることにしました。

ラストシーンの撮影で、鬼気迫る中山くん演じる北斗の姿を見ながら、僕は震えを止められませんでした。「これが撮りたかったんだ」と感じていました。「これを撮るために3年かかった」のだと。どうか、その瞬間を見届けて下さい。

■石田衣良コメント

ドラマの撮影現場にお邪魔した時、皆さんの気迫ある雰囲気にあてられ、僕も「小説家として頑張らないといけない」と気が引き締まる思いになりました。

「北斗 ある殺人者の回心」を書き始めた時、僕には“運命として悲劇を背負ってしまった人の話を書ききる”という覚悟がありました。そうなると書くのが苦しくて、読者も読むのがつらくて、今回映像化されて演じる方も過酷で…。

ただ、その“苦しさ”に見合うだけの手ごたえをお渡しできる作品だと思っています。これまでの作品にはない“手札”を見せたという怖さも含め、この小説は僕の代表作の1つです。