1

アメリカや日本、ヨーロッパ、ロシアなどが共同で運営している国際宇宙ステーション(ISS)は、細長いチューブのような「モジュール」が連結された構造となっており、中は相互に行き来ができるようになっています。そんなISSの内部の様子を、魚眼レンズを取り付けた4Kカメラを持ちながらフワフワと飛んで撮影したムービーがNASAによって公開されています。

Space Station Fisheye Fly-Through 4K (Ultra HD) - YouTube

ISS全体の構成図はこんな感じ。今回のムービーでは、第3結合部に取り付けられているキューポラと呼ばれる窓の部分からスタートし、まずはロシア側モジュール「ザーリャ」を訪れてからアメリカ側モジュール「デスティニー」に戻ってきて、その先にある日本の「きぼう」とヨーロッパの「コロンバス」を訪れ、最後にキューポラに戻るというルートを通っている模様。



By JAXA

6角形のガラス窓の向こうに見えるのは地球の姿。まずはISSから外部の様子を見ることができるキューポラの様子。ちなみに、キューポラの窓ガラスは3層構造になっており、普段はデブリ(宇宙ゴミ)の衝突を防ぐためと内部の温度管理のためにシャッターが降ろされているとのこと。



やや薄暗い通路を通り……



アメリカ側とロシア側を連結する「ユニティ」モジュールへと進みます。このモジュールは、ISSでも最も初期に打ち上げられた部分。



ユニティ内部の四つ辻に到着。よく見ると、右斜め前の壁には、これまでにISSを訪れたミッションクルーのバッジが貼り付けられています。



カメラはロシア側モジュールの「ザーリャ」に到着。



格納庫のようなところに入ると、緊急時用のアンモニア防御マスクを収めたオレンジ色のボックスが置かれています。



このエリアには、廃棄物や機器類、宇宙食が収められているとのこと。



ザーリャを後にして再びアメリカ側へ。キューポラを通り過ぎて、反対側の突き当たりに到達。ここを左に曲がると日本の実験棟「きぼう」、右に曲がると欧州実験棟の「コロンバス」へとつながっています。



まずは左に曲がって「きぼう」へ。壁には「←TO JEM」(Japanese Experiment Module)と書かれているのが見えます。



「きぼう」の内部。壁には数々の実験装置やコンピューターが並び、先端部分には、船外実験プラットフォームにつながるエアロック(気密扉)が設けられています。ここで数々の実験を実施して4か月の長期滞在ミッションを終えた日本の大西卓哉 宇宙飛行士は日本時間で2016年10月30日午前9時35分にロシアのソユーズMS-01宇宙船に乗ってISSを離れ、同日午後0時58分にカザフスタン共和国に着陸して無事に任務を終えました。



「きぼう」の次に訪れたのが、欧州実験棟の「コロンバス」。生命科学や材料科学、流体物理学などのさまざまな実験がここで行われています。



コロンバスを後にして、キューポラへと戻る道中。通路の左右には、宇宙飛行士が眠るための区画が設けられています。



キューポラへつながる曲がり角の反対側を見ると、宇宙飛行士が船外活動を行う際に出入りするエアロックがあります。



キューポラに戻ってきました。窓の外からはまばゆい光が入り込んでいます。やはりその先には……



暗闇の宇宙に浮かぶ青い地球が輝いていました。