黄重諺氏

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(台北 31日 中央社)総統府の黄重諺報道官は31日、中華民国(台湾)と正式な外交関係を持つローマ法王庁(バチカン)と中国大陸が関係改善を図っていることについて、「反対しない」との立場を示した。「わが国とバチカンの長期にわたる安定した国交を維持することが最重要」としている。

黄報道官は、台湾とバチカンは同じ価値観を共有し、民主主義や人権、宗教の自由などの面で多くの共通認識を持ち、安定した関係が築かれているとした。

バチカンと中国大陸の関係改善をめぐっては、今年8月に外交部の呉志中政務次長が「いいこと」「将来的に中国で宗教の自由が認められれば、素晴らしいことだ」と発言。同9月にバチカンを訪問した陳建仁副総統は、良好で持続的な関係を維持しているとコメントしている。

カトリック教会の司教任命をめぐって、バチカンと中国大陸は長年対立を続けてきたが、最近になって双方には歩み寄りが見られている。

(葉素萍/編集:齊藤啓介)