Doctors Me(ドクターズミー)- 若い世代に急増中…クラミジアの症状や怖さについて

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クラミジアは、クラミジア・トラコマチスいう細菌でおこる性行為感染症です。女性の不妊症だけでなく男性の不妊との関連もあるようです。

日本では女子高生や男子高生の感染も見られ、10代の若い世代の感染が広がりを見せています。

この感染の広がりは欧米と比べて高く、先進国のなかで最も感染が広がっている可能性があります。

要チェック項目


□クラミジア大流行とエイズ感染の増加
□感染したのにも関わらず放っておくとこわいクラミジア
□クラミジアは予防できます

クラミジア大流行とエイズ感染の増加

エイズウイルス(HIV)の国内の新たな感染者が年間1000人を超えるといわれています。先進国で感染者が増え続けているのは日本だけ、若い世代の性感染症への警戒心が低さを専門家は警戒しています。

エイズだけが特殊な病気ではなく、性感染症と認識することが必要です。すでに大流行しているクラミジア感染症と一緒にHIVが広がり恐れがあります。

クラミジアは抗生物質で治るが、症状が出ないことが多いことから気が付かないまま感染を広げてしまう。クラミジアにより荒れた性器の粘膜に同じ感染経路のHIVは感染しやすくなります。

性交の開始年齢は小学校まで低下しており、子供だけでなく、子供を教育しない親にも教育することも検討されています。

クラミジアの原因と感染経路

感染者の粘膜や体液が、相手の粘膜に触れて感染します。男性の場合は尿道の粘膜、女性の場合は子宮頚部の粘膜です。感染力も非常に強く、感染者との性交渉で1/2程度の確率で感染するとの報告もあります。

ただ、クラミジアは弱い細菌で人の細胞の中でないと生きていられないため、人から離れると死んでしまいます。

トイレやお風呂などで付着した体液から感染するようなことはないと考えられています。 クラミジアの潜伏期間は短く、感染から数週間で症状が出ることが多いです。

ただ、クラミジアに感染したとしても自覚症状がないことが多く、症状があっても軽いことがほとんどで気づかないほどの軽い症状です。もし、気づいたとしても、いつ感染したのかわかりません。

何年前のクラミジア?


感染するとクラミジアは体内にしばらく残るのですが数か月も数年もすれば、体内の免疫によりほとんどのクラミジアは消えてしまうようです。

しかし、女性の場合はかなり長い間、体内に残る可能性があります。ずっと感染していることに気付かずににいて妊娠時の妊婦健診や不妊治療での検査で、過去のクラミジア感染を知る女性は多いようです。

クラミジアの感染経路はほぼ性交感染といわれています。コンドームを使わないセックスでの感染が多いです。また、セックス以外にも特にオーラルセックスで喉から性器へ感染することがあります。

喉への感染


クラミジアは喉の粘膜にも感染します。症状は出ないことが多いです。クラミジアが喉に感染する原因はオーラルセックスやディープキスで喉から喉に感染します。

感染したらどんな症状が起こるの


感染に気付かないほどの症状が多いですが、男性の場合、尿道から透明な膿が出ます。そのとき、痛みが出る場合もあります。

女性の場合はおりものが増える場合があるが、まず、自覚はありません。喉の感染の場合は喉が痛くなり咳が増えたりします。

治療せずにほおっておくと、クラミジアが体内の奥深くまで侵入し、男性の場合は尿道から前立腺炎・副睾丸炎・肝炎・腎炎になる可能性があります。

女性の場合は急性腹膜炎・子宮頸管炎・子宮内膜炎・卵管炎などを起こし、その結果、骨盤腹膜炎になったり肝周囲炎や卵巣炎をおこし、子宮外妊娠や不妊の原因にもなります。

また、出産時の赤ちゃんが産道を通るときに細菌が赤ちゃんに触れてえしまい、新生児結膜炎や肺炎を起こしてしまうこともあります。また、妊娠中に絨毛膜羊膜炎をおこし流産や早産を起こす原因となります。

クラミジアになったらどんな治療をしますか


クラミジアに感染は、風邪などと違って自然に治るものではないです。しかし、自覚症状のない場合でも治療をうけなければ、パートナーにうつしたり、自分の身体に影響を与える場合があります。

治療では抗生物質や抗菌薬を内服


クラミジアの治療薬は市販されていません。感染した場合は病院を受診し治療を受けます。クラミジアの治療は、クラミジアに効果のある抗生物質や抗菌薬が処方されます。

薬にもいくつか種類があります。一回だけ内服し済むタイプ。一回の内服で効果が持続します。複数回内服するタイプは、七日間程度、服用します。薬によっては一日一回〜二回服用します。

どちらのタイプも効果的で完治も可能です。一回だけ内服するタイプは飲み忘れのリスクがないためオススメです。

再検査を受ける


クラミジアの内服治療の効果は9割ぐらいですが、飲み忘れや飲み方を間違えることにより効果は下がります。なので、お薬を飲めばクラミジアは治りますとは言えません。

クラミジアが完治していくか病院で検査してもらうには内服終了後、2.3週間後に病院に受診し再検査を受ける必要があります。

再検査の結果、クラミジアが身体からいなくなったことを確認し、治療は終了となります。 クラミジアの患者様の中には面倒だからと再検査をうけない患者様もいますが、それは危険な行為です。

クラミジアは自覚症状があまり出ない病気です。クラミジアがいなくなっていれば問題ないのですがクラミジアが体内に残っている可能性は十分に考えられます。

治療を受けない結果として起こること


クラミジアの症状が出てきたり、また、悪化したりも考えられます。パートナーにクラミジアをうつしてしまう可能性もあります。不妊症や子宮外妊娠のリスク、HIVの感染リスクが高まります。

他の性病に感染しやすくなり、知らない間に病気が進行、治療が難しくなることがあります。このような事態を招かないよう医師の指示に従い、再検査、治療を受けるようにしましょう。

クラミジアの予防方法

感染力が強いクラミジア、日ごろの対応しだいで感染を予防しましょう。

避妊をしましょう


避妊をせずに性行為をした場合の感染率は2分の1ともいわれています。相手がクラミジアの場合高い確率でクラミジアになるので、性病がないか わかるまではコンドームを使って感染を回避しましょう。

性器が傷ついていると感染しやすいので、パートナーがクラミジアではないことがわかるまでは、生理中のセックスは控えたほうがいいで しょう。

パートナーの確認


セックスする前に、パートナーの性器を確認し、異常はないかみましょう。クラミジアを持っている場合、他の性病も感染している場合があります。

クラミジアだけでは症状はあまりなく、わかりにくいですが、臭いやただれ、膿などの異常があれば、避けたほうがいいです。 家族の場合は一緒のタオルを使う場合もあるかも知れませんが、注意しましょう。

家族にクラミジアの感染者がいる場合お風呂のタオルで 移ってしまう可能性があります。もちろん、セックスより感染の確率は低くなりますがタオルは別にしましょう。

性病の検査を


恋人と別れ、次のパートナーと付き合うことになった場合は、毎回、性病の検査をおこなった方が安全です。新しいパートナーが過去の 相手から性病をもらっている可能性もあるからです。

後からパートナーがクラミジアに感染していることが分かって、トラブルにならないためにも、良い信頼関係を築くためにも、性病検査を行ったほうが良いでしょう。

クラミジアの再検査を

クラミジアは、抗菌薬や抗生物質を飲むだけでなく、再検査を受けてクラミジアが体内からいなくなったことを確認して初めて治療が終了です。

治ってなければ、パートナーにうつす、不妊症、HIVの感染のリスクが高くなります。クラミジア治療は、途中でやめず、必ず再検査を受けるようにしてください。

(監修:Doctors Me 医師)