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宣伝会議は10月31日、同日発売した「編集会議」で話題のテレビドラマ『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』の実態についてアンケート結果を発表した。調査は10月3日〜7日、編集者・ライター100人を対象にインターネットで行われた。

「記事をメディアに掲載するにあたり、どのくらい"校正・校閲"をしますか?」という質問をしたところ、「専門担当者に頼まず、自分で"校正・校閲"をする」(35.5%)、「専門担当者に頼まず、社内の複数人で"校正・校閲"する」(30.9%)、「社内の"校正・校閲"専門担当者が行う」(17.3%)、「外部の"校正・校閲"を専門とする人に依頼する」(16.4%)という結果になった。

校閲を専門とする担当者による校閲を経ず、記事が公開されるケースが6割を超えることがわかった。これはすなわち、編集者・ライター自身が校閲をしているということを示し、自身の校閲スキルの認識に関する結果としては「(校閲に対する自信が)ある」「どちらかといえばある」が合わせて約54%にのぼった。

校閲の甘さから危機的な状況に陥った経験のある編集者やライターは30%弱と、意外にも少ない結果に。

しかし、前号の「編集会議」2016年春号で同様のアンケートをとった際には、失敗事例について聞いたところ以下のようなコメントが寄せられたという。

・「桃太郎と犬猿雉の写真を入れるために正式な写真を手配していたのだが、アタリで入れていた渋谷のハチ公(犬)と、上野にある西郷隆盛の銅像(桃太郎)のまま印刷されてしまった」

・「ライバルメーカーにあたるA社とB社の会社名を入れ違えて掲載してしまった。両社から『よりによって』と怒られ、顛末書を求められて、平身低頭して謝罪文を書いたが、編集長には『ここまで謝る必要はない』と半分ぐらい削られた」

・「作家さんから届いた小説原稿に目を通していると、序盤で殺されていたおばあさんが、また殺されていた。きちんと校正していてよかった」

・「ある企業の広告キャンペーンについて掲載する際、『白い犬のお父さんシリーズ』のはずが、『白いお父さんシリーズ』となっていた。入稿前に気づいたため大事には至らず」

「奥付の版元(自社)の電話番号に誤植があり、他社の電話番号だった。訂正シールをつくって社員総出で都内書店に貼って回った」