31日、マレーシアのナジブ首相は同日から11月6日まで訪中するが、海外メディアでは期間中にマレーシアが中国から沿海域任務艦を購入する見通しや、これにより米国に打撃を与えるとの指摘が聞かれている。資料写真。

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2016年10月31日、マレーシアのナジブ首相は同日から11月6日まで訪中するが、海外メディアでは期間中にマレーシアが中国から沿海域任務艦(LMS)を購入する見通しや、これにより米国に打撃を与えるとの指摘が聞かれている。環球時報が伝えた。

軍艦の購入に関してロイター通信は専門家の見解を紹介し、「マレーシアが中国から軍艦を買う背景には、今年7月に米司法省がマレーシアの政府系ファンドのワン・マレーシア・デベロップメント(1MDB)の資産差し押さえを求め提訴した騒動がある。米司法省は1MDBに巨額の資金流用・洗浄疑惑があったとしており、ナジブ首相が関与した疑惑も持たれている。マレーシアは米国に不満を抱いていると思われる」と報じ、英デイリー・スターは、「米国は南シナ海での影響力を強化しようとしているが、(マレーシアと中国の接近は)米国の打撃になる」と指摘している。

中国の専門家は、「金銭的な理由も考えられる。現在マレーシアの国防予算は大幅に削減され、高額な欧米の軍備を買い続けるのは困難。そこで、品質そこそこで値段が安い中国の軍艦に目を向けたのだろう」と分析。このほか、「マレーシアが中国から軍備を購入することは、たとえマレーシアに意図がなくても『米国と距離を置き、中国に近づく』との印象を植え付けることになる」との声も海外で聞かれている。(翻訳・編集/内山)