内山監督は世界を見据えて個々のレベルアップをテーマに掲げた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 U-19日本代表がアジアを制した。10月30日に行なわれたU-19アジア選手権の決勝でサウジアラビアをPK戦で下し、同大会初優勝。この快挙を達成した選手たちを「(U-20ワールドカップの)出場権を取り、アジアの頂点になって帰ろうという話はしていた。本当に厳しいゲームで選手たちが頑張ってくれた」と内山監督は称えた。
 
 ただ、続く言葉には反省が並んだ。
 
「上手くいかなかったのが、正直なところ。身体能力で一発でかわされたり、チャレンジに行って入れ替わってしまったり。しっかり対応しなきゃいけないところで判断ミスがあった。ただ、それを経験してくれたのはありがたい」
 
 優勝を喜ぶよりも、先を見据えたチームの強化ポイントが頭に浮かぶ。アジア制覇はゴールではなく、あくまで通過点ということだ。そんな指揮官が特に強調したのが、個のクオリティだった。
 
「サウジアラビアは個の能力が高かった。。同じくらいの能力の相手だと、一回ではボールを奪えないので、連続してやらないといけない。その辺がまだまだ。世界に行くとそういう選手はたくさんいるので、そういった部分の個のクオリティを高めると同時に、チームとしてもワンランクアップしていきたい」
 
 U-19日本代表は、今大会の6試合を無失点で乗り切った。それでも世界を見据えるなら、まだまだレベルアップが必要だと指揮官は言う。
 
 U-20ワールドカップが行なわれるのは来年5月。あと半年で選手個々どれだけ成長できるのか。それが世界を驚かせるための、キーファクターのひとつになりそうだ。