31日、欧州連合(EU)のギュンター・エッティンガー欧州委員が、講演で中国人に差別的な発言を行ったとして物議を醸しており、中国の専門家は発言の理由について指摘している。資料写真。

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2016年10月31日、欧州連合(EU)のギュンター・エッティンガー欧州委員(デジタル経済・社会担当)が、講演で中国人に差別的な発言を行ったとして物議を醸しており、中国の専門家は発言の理由について指摘している。環球時報が伝えた。

報道によると今月26日、ドイツ・ハンブルクの会合に参加したエッティンガー氏(ドイツ)は講演で中国の代表団が欧州委を訪問したことに触れ、中国代表団が皆同じデザインと色のスーツを身につけ髪型まで一緒だったと発言。さらに中国人を「つり目」と表現し会場の笑いを誘ったが、同発言が「中国人を侮辱した」と物議を醸した。

これに対しエッティンガー氏は29日、中国人を侮辱したわけではないと説明し「中国人は賢い。技術が欧州に追いつかないと知ると、関連の企業を買収する」ということを欧州の人々に呼び掛けたかったと語った。

エッティンガー氏の発言を受け、欧州事情に明るい中国・上海外国語大学の姜峰(ジアン・フォン)氏は、「エッティンガー氏の発言から、彼が欧州を中心とした考えにいまだに浸かっているということが分かる。欧州は現在さまざまな危機に見舞われている。中国の発展は欧州の新たなチャンスとなるが、一部の欧州人は中国の発展を脅威と見る傾向もある。こうした事実をねじ曲げた見方は、まさにエッティンガー氏の発言同様、『欧州中心』の思想が抜けきっていないことが大きく影響している」と指摘した。(翻訳・編集/内山)